関空で見つけた「店内で食べないでください」の注意がき

2017年11月下旬、友人が関西国際空港の中にあるショップで不思議な注意書きを見つけてきました。「店内で食べないでください」と書かれた貼り紙と一緒に売られていたのは、どういうわけか柿です。りんごやミカン、いちごじゃあるまいし。これがいちごならちょっと理解できます。日本の高級いちごは、香港、台湾、シンガポールなどの富裕層に非常に人気があります。関空で高級そうな割には、お得な値段のいちごを見つけたら、思わず買ったその場で食べちゃうかもしれません。でも、柿ですよ! 柿なんて皮をむかないと食べられませんし、、、。

柿って、欧米人が食べるイメージがわかない日本のフルーツ 柿って、欧米人が食べるイメージがわかない日本のフルーツ

西北部の中国人が好きな柿とは?

関空で売られていた柿は、一見堅そうな柿です。中国の沿岸部では、どうかは知りませんが、西北部では柿と言うと、かなり人気のフルーツのような気がします。それは、関空で売られていたのとは違い、ぐじゅぐじゅに熟したものです。私は、苦手なんですが、陝西省、青海省など西北部の中国人は、男女を問わず、このぐじゅぐじゅに熟した柿が好きな人が多いです。手を汁でべたべたにしながら、本当においしそうに吸い付く感じで食べています。このイメージが強いせいか、私には、中国人旅行者が堅い柿を買ったその場で、かぶりつくところを想像できないんです。

秋に日本にやってくるタイ人が爆買いするフルーツ

私の家族が務めている会社に秋に出張でやってくるタイ人は、全員全く同じことを言います。「日本のスーパーは、柿がめちゃくちゃ安い!」。こう言って、大喜びで柿を爆買いします。私が毎年、タイを訪れるのは雨季の8月。南国フルーツの王国のタイでは、雨期になるとドリアン、マンゴスチン、ランブータンなどなど、様々なフルーツが売られています。雨期の市場で柿を見た記憶はないような。他の季節を知らないのですが、タイでは柿は珍しいフルーツなんでしょう。タイ人に聞くと、タイでは、柿は高級フルーツだそうです。お金持ちで知られる中華系タイ人が食べるフルーツなのです。

東南アジアで需要が高まっている日本の柿

神戸税関が公表している2015年度の「柿の輸出について」と言う資料を読むと、「平成26年度の主な柿の輸出相手国、地域は、神戸港と全国区共に第一位はタイ、第二位が香港、第三位がマレーシア」と出ています。「タイにはサポジラと呼ばれる甘い果物があり、日本の柿がその味に非常に似ています。それで甘いもの好きのタイ人に受け入れられています」とも書かれています。日本産の柿は、タイでは非常に高価なので、贈答品としても人気があるそうです。タイ人なら関空でお手頃な柿を見つけたら、ここぞとばかりに買って、その場で食べたい気持ちもわかりますよね。私は、関空のショップで柿を食べるのは、タイ人かな?思っているのですが、あの注意書きには、タイ語がありません。タイ語を書き加えたほうがよいのではないかしら?