タイで最も古いホアランポーン駅

タイ国鉄のホアランポーン駅は、タイで最初に建てられた駅です。1884年、タイ国鉄開業と同時に開業しました。駅舎は当時のままですが、2008年に塗り替えられました。ドーム型の駅舎はヨーロッパの趣を感じさせられます。バンコク近郊線、国内線や国際列車など、多くの列車の起点となる中央駅です。タイ国内を鉄道で移動するほとんどの場合は、このホアランポーン駅から出発することになります。現在では地下鉄のMRTもホアランポーン駅と接続するようになりました。

消えゆく駅、歴史あるバンコクのホアランポーン駅が移転のため見納めに! 消えゆく駅、歴史あるバンコクのホアランポーン駅が移転のため見納めに!

広々としたコンコースでのんびりと過ごすことも可能

駅構内は意外にも広く、ホームは12番線まであります。コンコースには切符売り場だけではなく、観光案内所や銀行、フードコートやカフェんなどがあるので、列車に乗らず駅を見学に行くだけでも、暇をもてあますことは無いと思います。それに年末年始や4月のタイ正月以外は、多くの人でごった返すということはありません。切符はオンライン化されているので、どの窓口でも全路線購入することができます。また、日本と違い、切符が無くてもホームに立ち入ることができます。

日本で引退した車両も見られる!

ホアランポーン駅は、日本でいえば東京の上野駅のような雰囲気です。線路はホアランポーン駅で終着になっています。まさに始発終着のターミナルという感じです。タイ国鉄は電化されていませんので、ディーゼル機関車が牽引する客車と一部ディーゼルカーが走っています。列車には普通、快速、急行などがあり、三等、二等、一部急行列車に一等客車があります。二等には座席、寝台ともにエアコン、ノンエアコンがあります。寝台車の一部には、日本で引退したブルートレインの客車が使われています。

再開発により、消滅してしまうホアランポーン駅

100年以上の歴史のあるホアランポーン駅。しかし、4〜5年後には、バンコク中央駅の機能がMRT(地下鉄)の終着駅である「バンスー駅」に移されるため、駅としての機能を終えることになります。移転後は博物館として駅舎は保存される予定で、駅周辺には再開発により商業施設やコンドミニアムが建設される予定です。新バンコク中央駅予定地の「バンスー」も再開発プロジェクトにより、大規模商業施設が建設される予定です。趣のあるホアランポーン駅も駅としての運命もあとわずかです。