仏舎利を収めた仏塔ワット・プラシー・ラタナー・チェディ

「ワット・プラケオへ行こう!」その1からの続きです。服装とセキュリティーチェックが終わり、次はチケットブースへ進みます。外国人の入場料金は500バーツ(約1700円、2016年現在)。タイの観光地の入場料の中では、かなり高めです。チケットチェックの列はタイ人と外国人に分かれていることがあり、ここで日本語のパンフレットももらえます。中に入ると、正面に本堂(入り口は反対側)、左側に大小の仏塔やお堂があります。ここは順路に従って左側へ。ラーマーヤナの物語の絵が描かれた回廊を通って行くと、金色に輝くスリランカ様式の仏塔が正面に見えてきます。これはアユタヤにあるワット・プラシーサンペットを模して建てた、ワット・プラシー・ラタナー・チェディです。鐘を伏せたような形です、中には仏舎利(仏陀の遺骨)が収められているとのことです。

境内の中は多くの建物がひしめき合っていて、全体像がちょっとわかりにくい 境内の中は多くの建物がひしめき合っていて、全体像がちょっとわかりにくい

アンコールワットのミニチュア模型が

ワット・プラシー・ラタナー・チェディの隣には、多くの柱が突き出た屋根を支えているプラ・モンドップがあります。中には入れませんが、仏典の原本が保管されているお堂です。このプラ・モンドップの横(北側)には、アンコールワットの模型があります。これはアンコールワットを見たラーマ4世が、感動を伝えるために造らせたとか。アンコールワットに行かれた方はじっくりと見てみるといいでしょう。境内にはその他にも様々な建物があり、その入口を神像が守っています。優美な表情の神や、険しい顔の守護神たちを見ていると、タイならではの造形だなあと見とれてしまいます。

本尊のエメラルド仏は、エメラルドでてきてない?

それでは本堂に入ってみましょう。本堂に入る前には靴を脱いで、サングラスと帽子は外さないとならないのでご注意ください。ここのご本尊は、お寺の通称にもなっているエメラルド仏です。諸説ありますが、この仏像は北タイにあるランパーンやチェンマイ、または隣国のラオスなどを転々とし、最終的に1778年にタクシン王によってバンコクに持ち込まれました。このエメラルド仏を祀るためにこの本堂が建てられたのは、1784年のこと。中に入り、本堂の正面に鎮座しているこの仏像を見ると、タイの巨大な仏像を見慣れた後なら意外に小さいと思うでしょう。高さは66cmで、実際はその名とは異なり、エメラルドではなく翡翠でできているのだそうです。(その3に続く)