- 前原利行
- 東京出身、神奈川在住。90年代半ばにバックパッカーで世界放浪したことをきっかけに、旅行ライターの道に。ガイドブック、雑誌、ウエブサイトなどで取材やライティング、編集を担当。行った国は90ヵ国以上だが、最近は国の数が増えないことと体力の低下に悩んでいる。他にも映画や音楽の仕事もちょこちょこしている。
出発エリアをに変更しました。
ワット・プラケオを見終わったら、宮殿の部分の見学も忘れずに。時間が遅いと閉まってしまうこともあり
「ワット・プラケオへ行こう!」その2からの続きです。さて、本堂の見学が終わったら、ゆっくりと他のお堂や回廊の壁画を見てみましょう。というのも順路は逆走できないので、一度ワット・プラケオの敷地を出て王宮の方へ行ってしまうと戻れないんですよね。個人的には、建物を飾る多くの神さま関係の像が好きです。大蛇のナーガ、上半身が人間で下半身が鳥という半人半鳥のキンナリー、鬼のような顔をして剣を持った守護神ヤック(夜叉)など、見ていて飽きないです。
さて、王宮の敷地に移動しましょう。最初に目に入るのが左側にあるボロマピマン宮殿で、ここにはラーマ5世が住んでいました(入場は不可)。右側にあるのが式典などが行われるアマリン・ウィニチャイ堂です。その次にあるのが、王宮見学のハイライトとなるチャクリー・マハー・プラサート宮殿です。1882年に完成したモダンな宮殿で、国賓を迎える時などに使われました。残念ながら内部公開日は、限定されており、いつもというわけではないようです。最後にあるのが、ドゥシット・マハー・プラサート宮殿。屋根を重ねてその頂点に突起を造るというモンドップ式という造りで、もともとは啓典を収めるためのお堂として建てられたとか。
これでワット・プラケオと王宮の見学はおしまいです。時間があれば、博物館や土産物屋に寄ってみましょう。カフェもあるので、疲れたらそこで休んでいてもいいですね。たいていの観光客は、ここを出たら隣のワット・ポーに向かうか、渡し舟に乗って対岸のワット・アルンに向かいます。日中は日差しも強く体力を消耗するので、その前に十分な水分補給を行ってくださいね。
ワット・プラケオへの行き方ですが、近くには最寄駅がありません。バスは走っているのですが、バンコク初心者には利用しにくいですよね。ツアーでなければタクシーを利用していくのが一般的でしょう。私はチャオフーラヤー川を行くチャオプラヤー・エクスプレスに乗ってN9のター・チャーン船着場でおり、そこから歩いていくことが多いです。船は渋滞もないし、降りてから徒歩3分ほどなので、これも便利ですよ。それでは、バンコク観光のハイライト、ワット・プラケオと王宮を楽しんできてください!
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/03/19)
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