部屋とベッドの選び方

(前編よりつづく)後編ではドミトリーの利用方法や問題点についてお話ししましょう。まずは客室。男女別フロアや女性専用ルームがあるホステルもありますが、多くは男女共用。できれば男女別で同室の人を把握できる少人数の部屋がおすすめです。次にベッドの選び方。最近ではシングルベッドを並べたタイプのドミトリーもありますが、やはり二段ベッドが主流。梯子を上り下りしなきゃいけない上段より、下段のほうが使い勝手がいいでしょう。でもプライバシーという面で考えると、上段のほうがほかの人から自分のテリトリーが見えにくいので落ち着けます。

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個室バスルームは便利だけど、朝は渋滞を覚悟

共同シャワー、トイレは、通常客室外の通路沿いにありますが、流行に便乗してかホテルを改装したようなドミトリーはちょっと違う。ダブルやツインの客室だったところに二段ベッドが置かれ、室内にバスルームがあります。この場合、同室の人だけで共有すればよく、湯上がりに廊下を歩かなくてよいので楽ちん。でも朝はバスルームを使いたい人が集中しがちというデメリットも。トイレもシャワーも時間に余裕を持って利用して、誰かが待っている場合は早めに切り上げたいですね。

デジタル世代に応じて電源はデフォルト

新しいタイプのドミトリーには、消灯後も本を読めるくらいのミニライトが備え付け。デジタル時代を反映して、ベッドひとつに対して少なくともひとつは電源が使えるようになっています。上下のベッドで共有する場合は、譲り合って使いましょう。スマホにデジカメ、タブレットなど、デジタル機器をいくつも持っていく人は、ひとつのコンセントから複数の端末を充電できる、USBポート付きの海外旅行用プラグを持っていくと便利ですよ

荷物の管理は自己責任!

ロッカーはたいてい部屋の中にあり、デイパックや貴重品が入るくらいの小型から70リットル程度のバックパックが入る大型まで、宿によってさまざま。ベッドに荷物をとっ散らかして、バッグも口を開いたまま、という外国人バックパッカーをよく見かけますが、案の定、よく盗難にあって大騒ぎしているのはこの手のタイプ。出かける際には、荷物はできるだけバッグやロッカーにしまい、ロッカーに入らないバックパックにもチェーンロックなどをかけておけばベストです。

相部屋ならではの問題点とは

16人、32人という大部屋の場合、いびきの大合唱は耳栓でカバーできても、どうにもならないのが体臭。それぞれはセクシーな香りかもしれません。しかし暑い国で汗だく、泥酔してシャワーも浴びずにバタンキュー。そんな人が大勢いたら、汗×酒×体臭×ときにタバコ臭が人数分入り交じる。狭くて密度の濃い部屋なら最悪です。香水たっぷりの人がいるのもたまりません。同室の人の行動や性格も合わないと辛いですね。泊まってみてイヤだと思うことがあったら、宿のスタッフに部屋を変えてもらうなどの相談を。