日本のタイ料理屋さんにはなかったカレー麺

カレー好きの日本人が好きそうなのに、日本のタイ料理屋では、食べられないタイの麺がありました。しかもその麺はタイでは決して、珍しい麺ではなく、タイの古都チェンマイではメジャーな麺です。「どうして、あの美味しいカレー麺が日本のタイ料理屋にないのかな?」と、ず〜っと疑問でした。それがこの2、3年で、東京や大阪、神戸などのタイ料理屋で食べられるようになりました。京都には、その麺の専門店もあります。その麺とは「カオソーイ」です。タイ北部の名物麺でココナッツミルクで作ったカレー麺です。

タイの古都、チェンマイで食べたい美味しいカレー麺 タイの古都、チェンマイで食べたい美味しいカレー麺

タイ全土で人気のカレー麺、カノムチーンとは?

タイ人好みのカレー麺と言えば、カノムチーンです。カノムチーンはそうめんのような麺で、タイ各地にあります。北部のものはトマトと豚の血を固めたものが入ったトマトベースのスープになるなど、地方によってかなり味付けが違います。バンコクで食べると、ココナッツミルクが入ったカレー味になります。カレーとカノムチーンが入ったお皿に、もやし、キャベツなどの野菜を好きなだけ入れて食べます。このカノムチーンほど全国区で食べられる麺ではありませんが、カオソーイもカレー味の美味しい麺です。

異国生まれのカオソーイの歴史

カオソーイはタイ北部とラオス北部で食べられている麺です。もともとはミャンマー生まれで、ラオス北部に伝わり、タイ北部にも伝わったと言われています。ラオスのカオソーイは米で作った麺に肉みそをのっけたものです。それが、タイに伝わる途中で中国の雲南省の回族の影響を受けたので、ラオスのものとは全く違うものになりました。タイのカオソーイはココナッツミルクで作ったカレーと小麦粉の麺です。タイ人は豚肉をよく使いますが、回族はイスラム教徒なので、豚を食べません。カオソーイはムスリムの影響が強いため、豚ではなく、鶏や牛肉を使っています。個人的には魚、エビ、鶏肉入りのカオソーイしか食べたことありませんが、鶏肉入りが一番、おいしいと思います。

カオソーイの美味しい食べ方

タイのカオソーイは卵入りの黄味がかった麺の上に、香ばしくカリカリにあげた麺がのっています。薄い黄色の麺とオレンジ色のカレーが食欲をそそります。つけあわせには高菜漬け、エシャロット、ライムも出てきます。食べるときに、カレーソースに高菜漬けなどを入れ、ライムをしぼります。ライムの酸味でココナッツミルク入りのカレーがさっぱり食べやすくなります。さわやかなライムの香りとともに、軟らかい麺とカリカリ麺の2種類の食感も味わえます。この美味しいカオソーイ、バンコクではなかなか見つかりません。古都チェンマイに行ったら、カオソーイをぜひ、食べてみてくださいね!