鍋と焼肉を同時進行! タイの欲張り鍋料理とは?

たまにしか行けないタイだから、タイに滞在中は、鶏肉の炭火焼のガイヤーンにタイカレー、連日、タイ料理をおなかに詰め込みます。正統派タイ料理にあきてくると、「そろそろ行くか!」と食べに行くのは「ムーガタ」です。ムーガタはタイ北部の鍋とも焼肉ともいえる欲張り料理です。鍋と焼肉を同時進行で楽しめるんです。ムーガタは、鍋の形が変わっています。真ん中がこんもり盛り上がっているので、日本のジンギスカン鍋に似ています。その盛り上がっているところを取り囲むように溝があります。この溝にスープを入れると、鍋の真ん中で焼肉、縁では鍋ができてしまうのです。 

野菜もたくさん食べられますよ! これは129バーツ(約464円)のムーガタ 野菜もたくさん食べられますよ! これは129バーツ(約464円)のムーガタ

謎に満ちたムーガタの歴史

ムーガタはタイ北部料理として知られています。私が初めて食べたのは古都チェンマイです。ムーガタは、タイ北部では人気が高い料理なのに、起源があまりわかっていません。日本にやってきたタイ人が、ジンギスカン鍋を食べ、それをタイで出したのが始まりとも、韓国のプルコギ鍋にも似ているので、韓国発祥説もあり、謎に包まれています。さて、タイ北部でムーガタのお店は探すとなると、すぐ見つかります。道路上に「89」、「129」などの数字の看板が出ている店が目印です。この数字は一人あたりの料金です。ムーガタと言えば食べ放題なのです。

さあ、ムーガタレストランに行ってみよう!

ムーガタのレストランは、昼はお休みで、夕方にオープンします。ガレージのような敷地内に屋根しかない建物があり、テーブルが並んでいるだけのレストランです。レストランの真ん中あたりに肉、魚介、野菜、豆腐などが並んでいます。お皿やかごに好きなだけ肉や野菜をとっていいのです。タレは、タレコーナーで酢、ナンプラー、パクチー(香菜)を組み合わせて作ります。食材コーナーでは、これでもか!とタイ人が山盛りのお肉を取り、野菜をお皿やざるにキープしています。食材をとったら、席に戻って、鍋の真ん中で焼肉、鍋の縁で野菜や豆腐を煮る鍋を楽しみます。ちなみにムーガタは飲み物は別料金です。ビールは高いので、スプライトやコーラなどの炭酸飲料が人気です。

ムーガタに行くなら、どんな店がいい?

家族みんなで楽しめるムーガタは、大人数のテーブルが多く、ムーガタレストランは食べ放題と家族連れの熱気で暑苦しいほどです。さて、ムーガタを食べに行くのなら、安さが売りではないところがおすすめです。安いところは肉の種類も少なく、サイドメニューもいまいちです。ちょっと高めのところなら、肉はもちろん、唐揚げ、カオパッド(タイ風チャーハン)、ココナッツアイスまで、とにかく充実! ちょっと高くても、最後は大満足!「これぐらいの値段でこんなに楽しめていいのかしら〜」と思うこと間違いなし!