- みやもとちかこ
- ネパールのポカラ在住。ポカラで14年間、Mum’s Gaeden Resortを経営しネパールの観光業にたずさわる。現在は、宿を卒業。フリーのライター、仕入れコーディネイターとして活動している。趣味は旅行とヨガ、ヒーリング。ネパール情報を中心に、アジア各地の女子一人旅でも楽しめる旅情報をご紹介します。
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雨季のチェンマイは濃い緑が瑞々しく美しい
チェンマイはタイ北部の古都で、多くの観光客に人気の街。長期滞在している外国人も多くいます。場所はバンコクより北に約700キロ、熱帯気候に属しており、季節は乾季と暑季と雨季に分かれます。乾季は11月〜2月で雨はめったに降らず、昼間の気温は25〜30度。朝晩は涼しく15〜20度と年間を通して過ごしやすい時期となります。その後の3月〜5月は暑季で、この時期はとにかく酷暑。昼間の平均最高気温は35度前後で、40度超えの日も時々あります。6月〜10月は雨季で、雨量が年間で最も多い時期です。湿度は高いのですが、暑季のように35度を超える事はほぼなく、昼間の気温は30度前後で比較的過ごしやすいと言えるでしょう。
雨季は果物がおいしい季節、マンゴーもいろんな種類が揃っている
ガイドブックなどをみると、チェンマイのベストシーズンは、乾季の11月〜2月と書いてあることがほとんどです。雨はほとんど降らないし、爽やかで最も過ごしやすい時期なので当然といえば当然ですが、私個人としては雨季のチャンマイも悪くないと思っています。というか、むしろおすすめです。暑季のように暑すぎもせず、雨が降ったとしてもスコール的なことが多く数時間でやみますので観光に支障があるというほどでもありません。南国フルーツはハイシーズンの時期で、日本ではなかなか味わえない南国フルーツを堪能できます。また、緑が美しいのもこの時期。観光客が少ない時期なので、ホテルにローシーズンプライスで宿泊できるのも魅力です。
逆にお勧めしない時期は、3月〜5月の暑季です。とにかく暑くて、街歩きには向かない時期ですし、毎年この時期のチェンマイでは煙害が発生しています。煙害の原因はこの時期に行われる山焼きや野焼きなど。タイ政府はAQIと呼ばれる大気の質を数値化したものを発表。ウェブサイト(http://air4thai.pcd.go.th/webV2/region.php?region=2)やスマホアプリで数値が確認できます。この数値が100を超えると健康への悪影響が懸念され、持病のある人や子供は注意が必要で、150を超える場合は野外の活動を控えた方がよいと言われます。200を超えるようなら普通の大人でも野外の活動を控えたほうがよいレベル。ひどい時には、街中でも煙臭いこともあり、目や喉に痛みを感じる人もいます。そんなわけで、チェンマイに旅行に行くなら、暑くて煙害の発生するこの時期よりは、6月〜10月の雨季の方が個人的にはオススメです。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/04/14)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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