静かな古都を楽しむのにふさわしいホテルがあります

古都チェンマイには、観光やグルメ以外にも世界の旅人たちを虜にしているものがあります。それはランナ―様式と呼ばれるチェンマイならではの建築や意匠、家具などをうまく取り入れた美しい宿の数々です。大型チェーンホテルではなく、10室から多くても30室くらいのこじんまりとした小さなブティックリゾートホテル。よく手入れされた中庭とプールがあって、静かに過ごせる快適な宿が多いのです。チェンマイでそんな宿に10軒ほど泊まってみましたが、コスパも含め一番気に入ったのが旧市街の中に建つ「バーン・クラン・ウィアンBaan Klang Wiang」でした。(※ランナー様式とは13世紀末から19世紀後半まで続いたラーンナータイ王朝エリアで発達した芸術スタイルのこと)

ワットプラシンなど有名寺院へも歩いて回れる距離にあります ワットプラシンなど有名寺院へも歩いて回れる距離にあります

コロニアルとアジアンが調和した品のあるゲストルーム

バーン・クラン・ウィアンは、旧市街の南のチェンマイ門にほど近く、周辺には民家や小さなお寺、市場があり、ふらりと散歩も楽しめます。客室は12室。中庭にはタイ人オーナーがこよなく愛するロンコンという大樹が茂り、それを取り囲むように白い二階建てのコロニアル式建物が立っています。客室に入ってその趣味の良さにうっとりしてしました。まず床は高級チーク材。裸足で歩くとひんやりと気持ちがいいのです。窓のデザインや天井の高さなどは英国風ながら、籐の椅子と山岳民族風のクッション、アンティークのペルシャ絨毯などが見事に調和した気品にあふれる客室でした。

プールの水は肌に優しい塩水が使われています プールの水は肌に優しい塩水が使われています

居るだけで癒される館内と中庭

ホテルのコンセプトは「Vacation Home」。お客さんに自分の別荘のように寛ろいでほしい、と快適さを追求しています。手に触れるものはすべて天然素材を使い、ベッドは固めにして寝心地をよくし、ランプ類は目に直接入らないようになど優しい計らいがいっぱいです。シンクには上下に移動して明るさを調整できるトルコ式ランプを使うなど他の機能性も確かです。渡り廊下には各客室前に長椅子が置かれていて、庭から入る風に吹かれながら本を読んだりスマホで音楽を聴いたりと思い思いの時間が過ごせます。たとえば午前中チェンマイの街中を観光したら、午後はゆっくりこのホテルのパブリックスペースで何もせずゆっくりしたいな、と思わせてくれます。

そよ風が吹き抜ける渡り廊下。料金はミドルシーズンでも1万円前後とコストパフォーマンスにも優れています そよ風が吹き抜ける渡り廊下。料金はミドルシーズンでも1万円前後とコストパフォーマンスにも優れています

幸福に満ちたブレックファストの時間

朝食は中庭の木陰のテーブルで。ビュッフェではなく、前日に4種から選んで予約します。アメリカンにしたら、3個分のオムレツとサラダ、果物盛り合わせ、チェンマイ産コーヒー、ヨーグルト、近くのベーカリーから届けられる焼きたてのパンとボリュームたっぷりです。1泊のみでしたが、1人でも心から寛げたのは、タイ人スタッフの気取らず穏やかで明るいサービス、そして全館に息づくオーナーのおもてなしの心と温かさでしょう。オシャレな宿は数多くありますが、リピートしたくなる宿はそう多くはありません。チェンマイへ行かれるなら、ぜひ一度滞在してみてはいかがでしょうか。http://www.baanklangwiang.com

部屋の鍵には手づくりビーズのチェーンが! 客室内を飾る小物類にも凝っていて、チェンマイ雑貨のファンになってしまうでしょう。このキーチェーンの手づくりビーズ飾りと、ヘアドライヤー入れの布袋があまりにもカワイイので2つと買っちゃいました! 部屋の鍵には手づくりビーズのチェーンが! 客室内を飾る小物類にも凝っていて、チェンマイ雑貨のファンになってしまうでしょう。このキーチェーンの手づくりビーズ飾りと、ヘアドライヤー入れの布袋があまりにもカワイイので2つと買っちゃいました!