チェンライの屋台で野菜用ディップソースを買うのが怖い

激太りしたタガメが目の前にバ〜ン! なるべく見ないようにして、大好きなゆで野菜とナムプリックを買います。ナムプリックは、野菜につけて食べるディップのようなものです。このお店では、ナスのペーストに緑の唐辛子を混ぜて作ったディップの上に茶色のタガメを置いています。我が家は、毎年、お盆は、タイの最北の県と言われるチェンライで数日間を過ごします。夕方になると、屋台街でお惣菜を買い、お宿で食べるのがお決まりのコースです。この屋台街にある私が一番気にいっているゆで野菜とナムプリックのお店が、問題のタガメのお店です。

どうしてもタガメを置いている店を避けられない理由

「そんなにタガメが怖いなら、他の店で買えばいいのに」と思うでしょう。ナムプリックは、タイの国民的料理であり、ゆで野菜や焼いた魚を食べる時に欠かせない調味料です。もちろん屋台街でナムプリックを売っている店は、たった1軒ではありません。他にも3軒ほどあるのですが、どこもタガメを置いていません。「よりによってどうして一番、私好みの味のお店にタガメがいるのよ!」と文句を言っても、そこの味が一番好きなのですから、どうしょうもないのです。

タイ人はどうやってタガメを食べる?

タイでは、タガメは、ごく普通の食材か人気がある食材です。日本人には珍味ですが、タイでは、珍味と呼ぶほど、珍しくないようです。タガメを漬けこんだタガメナンプラー、タガメをつぶして入れたナムプリックもあります。タガメはタイ語で「メンダー」と言います。メンダーのローマ字表記は、かなりばらつきがあるのですが、スーパーに行けば、メンダー入りの調味料が見つかりますよ。それぐらい一般的な食材です。どうしてこんなにタイ人に愛されているのかと言うと、あの姿形からは思いもよらないタガメの香りです。タイ人は、もともとレモングラスやパクチー、しょうがなど香り高いものがとっても好きですから。

タイ人がタガメを大好きな理由

タイ人をひきつけてやまないタガメは、ラフランスのようなフルーティな香りがするそうです。炒め物によく使う、エビペーストで作った「カピ」という調味料があります。カピにタガメを加えて、さらに香りを楽しむなんて、タイ人らしい! こんな食べ方なら「虫は絶対、食べられない」という人も食べられそうです。