なぜか忘れられてしまうタイ北部の町、チェンライ

山派も海派も都会派もみんな大好きなタイ。もちろんリピーターも多く、お気に入りのタイの町や自分だけの過ごし方を持っています。そんなタイ好きでも「チェンマイとメーサイには行ったけど、チェンライは飛ばしちゃった」と言う人が少なくありません。チェンライはタイ北部の古都、チェンマイからバスで北に約3時間のところにあります。町の規模はそれなりですが、チェンマイのように大小のお寺が詰まっているわけでもなく、観光地としてはいまいちです。そのため「さあ、観光だ!」と気合が入っている若者の旅行者がいません。チェンライで見かける外国人旅行者の平均年齢は50歳を越えているような感じすらします。

食べ物マーケットに夢中! 北タイのチェンライでのこんな過ごし方 食べ物マーケットに夢中! 北タイのチェンライでのこんな過ごし方

すぐ終わってしまうチェンライ市内観光

チェンライの見どころはワット・プラケオとワット・プラシン、メーンラーイ王像、そしてナイトバザールです。ワット・プラケオはタイで最も格式が高い王室寺院、ワット・プラシンは14世紀に創建されたといわれる古い寺院です。メーンラーイ王は、20世紀初頭までタイを治めたラーンナー・タイ王国の建国者です。像だけなので、あっという間に見終わります。山岳民族のお店も多いナイトバザールはこじんまりと落ち着いた雰囲気です。チェンライ市内のめぼしい名所はこれだけなので、すぐ見終わってしまいます。それでもこの町には落ち着いた年齢の旅行者をひきつけてやまない魅力があり、長期滞在者とリピーターが少なくありません。

チェンライマーケットが一番、にぎやかになる時間

チェンライの中心部にある時計台のそばに昔ながらのマーケットがあります。早朝から午前8時頃までは路上マーケットもあります。午後4時をすぎると、路上に小さな屋台が並びはじめ、大きなマーケットになっていきます。夕方の屋台はすべて食べ物です。ケーンと呼ばれるカレー、苦瓜の肉詰めスープなどの惣菜屋台。鶏肉のから揚げ、パパイヤサラダのソムタム、すっぱいもち米入り豚肉ソーセージ、バナナの葉で包んでくれるもち米屋さんなどがずら〜っと並びます。夕方5時半も過ぎると、今晩のおかずを買いに来た地元の人でいっぱいになります。みんなビニール袋に入ったおかずを手にマーケットを行ったり来たりしています。

穏やかな過ごし方が似合うチェンライ

旅行者もから揚げ、もち米のごはん、ゆで野菜とナスと唐辛子のディップなどのおかずを手にお宿に戻ります。お宿のテラスでコンビニで買ったビールを飲みながら、マーケットのおかずをつまんでいると、日が暮れていきます。チェンライ観光は1日ですませてしまい、あとはのんびりお宿で過ごす。こんな穏やかな過ごし方にぴったりなのがチェンライです。チェンマイより車が少なく、夜のマーケットのほのぼのとしたにぎやかさがこの町の魅力です。定年退職後、チェンライロングスティなんてのもいいですね!