広範囲に広がる遺跡群

「世界遺産・スコータイ遺跡公園 その1」からの続きです。さて、そうした歴史を頭に入れて、遺跡公園に行ってみましょう。スコータイ遺跡は、現在のスコータイ市街(新市街)からは西に12km離れています。遺跡は広範囲に広がっており、中心となる城壁内でも1.5km四方。周辺の遺跡まで含めると、4〜5km四方に点在しています。ただし、見ごたえのある寺院は城壁内の遺跡公園部分に多いので、まずそこから見ていきましょう。新市街から来ると、乗り合いのトラックバスは東側の遺跡を過ぎて城壁内に入り、小さな町を通って遺跡公園前に到着します。車でない人はこのあたりにレンタサイクル屋が並んでいるので、自転車を借りて入場しましょう。1日借りても100円ぐらいです。

スコータイ遺跡公園でも見応えのあるワット・マハータート。200m四方の境内に、多くの建築物の跡がある スコータイ遺跡公園でも見応えのあるワット・マハータート。200m四方の境内に、多くの建築物の跡がある

遺跡公園入園のシステムは?

遺跡公園の入場料ですが、城壁内、城壁の西部、城壁の北部と、3つあるエリアごとに別々に徴収されます。入場料は各100バーツ(約350円)で、そのほかに各エリアで持ち込んだ自転車料、自動車料などが別料金(10バーツ/50バーツ)でかかります。城壁の南部と東部にも遺跡はありますが、それらは入場チェックはありません(無料です)。遺跡公園内には売店はないので、水などのペットボトルは持ち込んだほうがいいでしょう。暑いので、絶対に喉が渇きます。ただし、チケットを見せれば同日中なら再入場可能なので、食事休憩に出て再入場するなどもできます。メインとなる城壁内にある遺跡公園の料金所は3つで、先ほどの公営のトラックバスが停まる東口、ツアーバスなどが停まる駐車場前の南口、道路沿いの北口があります。

遺跡公園で重要な、ワット・マハータート

それでは入園してみましょう。まず城壁内の見どころで、絶対に見逃せないのが「ワット・マハータート」です。これは城壁内のほぼ中央にある王室寺院で、スコータイで重要な寺院でした。200m四方の壁に囲まれた境内の中には、200あまりの塔、10の礼拝堂、池が点在しています。東正面から入ると、かつて長い本堂があった2列の柱の間を通り、本尊とも言える坐仏像の前に出ます。柱だけ残っているのは、寺院の屋根や壁は木材だったため、今はなくなってしまったからです。このお堂(の跡)を過ぎると、ワット・マハータートの中心となる、蓮のつぼみの形をしたスコータイ式の仏塔と、それを囲む4基のスリランカ式仏塔、円錐の形をしたランナータイ式の4基の仏塔部分に出ます。(その3に続く)