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大地から吹き出す「地獄の門」の絶景。ゾロアスター教の起源を中央アジアに見た!


ゾロアスター教を知っていますか?

大地から吹き出す「地獄の門」の絶景。ゾロアスター教の起源を中央アジアに見た! 大地から吹き出す「地獄の門」の絶景。ゾロアスター教の起源を中央アジアに見た!

ゾロアスター教をご存知ですか? 学校で習った程度の知識しかない、名前くらいしか知らないのが普通だと思います。拝火教とも呼ばれ、火を尊ぶためにそう呼ばれています。死者の扱い方も独特です。鳥葬といって、死体を鳥に食べさせる方法を取ります。パールーシーと呼ばれる拝火教徒がいるインドのムンバイでは、「沈黙の塔」(ダフマ)という円形の屋根のない劇場のような場所に死体が安置され、鳥に食べさせます。しかし近年、ムンバイ近郊の大気汚染が進んだことなどから、猛禽類がめっきり少なくなってしまって、鳥葬そのものを続けていくことが危機に瀕しているそうです。日本から旅に出て、ゾロアスター教の名前を耳にするのは、インドからでしょう。パキスタンにもいますし、イラン中部のヤズドにも2万人程度の教徒が暮らしています。

ウズベキスタンであったイギリス人旅行者が語ったゾロアスター教

日本の東大寺で毎年行われるお水取りは、ゾロアスター教の火祭に似ているといわれていますし、火祭は、中国雲南省の麗江や大理などでも行われています。いつの時代か、シルクロードをゾロアスター教の文化が伝わってきていたとしても不思議ではありません。近代以降は、ヨーロッパや北米大陸などへも移住した教徒はいますが、多くの欧米人旅行者にとっても、摩訶不思議な宗教であることは、日本人と大差がないようです。ウズベキスタンのサマルカンドで出合ったベテラン旅行者のマークも、そんなひとりでした。世界を旅して、もっとも実感が湧かない宗教のひとつがゾロアスター教だったそうです。なぜ、彼らは火を拝むのか。マークの疑問はその一点に集約していました。「ところがダイゴ、俺はついに、今回の旅で、ゾロアスター教徒の神髄に触れた気がしたんだ」というのです。

天然の油井と、火を消さないゲストハウスのキッチン

彼はバイクでトルクメニスタンを旅していました。ガイドが連れていってくれたのは、カラクーム砂漠のガス・クレーター「地獄の門」。天然ガスが吹き出していたのです。「大地から火が吹き出し燃えているんだぜ。その光景を見た瞬間、無神論者の俺でも、神はいると思った。奇跡じゃないか。火があるおかげで、火を使いこなせたおかげで、人類は寒さに耐えることができ、調理する技術を習得して今に至った。その根源が、ここにある。そう思った」。マークは興奮して語るのでした。ゾロアスター教が生まれたのはアフガニスタン北部のバルフです。このあたりで生まれて当然の宗教なのでした。だからでしょうか、ゲストハウスのキッチンのガスコンロも、24時間付けっぱなしなのです。ガス代は無料なのですが、それ以上に、イスラム教徒になった今でも火を感じていたいから? 僕とマークはそうじゃないかと語り合い、うなずき合ったのです。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/10/27)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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