ベトナムには世界的にも珍しい、水上人形劇があります。

マリオネットやパペットを使った人形劇は世界の色々な場所で上演されていますが、ベトナムの北部には、なんとも珍しい、水の上で演じられる”水上人形劇”があります。これは元々はベトナム北部の水田地帯の農村の祭りから始まった伝統芸能です。それぞれの村で独自の演目があり、生活に密着した娯楽として楽しまれてきました。現在も農村地帯では地元のお祭りなどで上演されていますが、ハノイには観光客も気軽に楽しめる常設の劇場があります。

ハノイで伝統の水上人形劇を鑑賞を見てみよう! ハノイで伝統の水上人形劇を鑑賞を見てみよう!

ハノイにある専門劇場は観光客にも大人気

ハノイのホアン・キエム湖畔にあるタン・ロン水上人形劇場では、気軽にパフォーマンスを楽しむ事ができます。チケット料金は日本円で500円程度とリーズナブル。満席になることも多いので事前にチケットを買っておく方が安心です。プログラムは、伝統楽器による音楽演奏から始まり、約1時間の間に十数種類の短い演目が交代して進められていきます。農作業や闘牛、ヤシの実採りなど、ベトナムの農村の暮らしが分かる演目から、ドラゴンが登場する民話まで、ユーモラスな動きが見応えがあって飽きさせません。また無言劇なので言葉が分からなくても、子どもから大人まで楽しめるのでファミリーにもおススメです。

見れば見るほど不思議な人形劇の仕組み、そのカラクリは?

水上人形劇を見ていてやっぱり気になるのが、一体どうやって水の中で人形達を器用に動かしているのか?という点。舞台には水の奥にスダレのような幕が張ってあり、そのスダレの奥から、糸の入った竹筒の先に付いている人形を水中で操作して動かしているようです。水中の竿をテンポ良く動かすのはかなりの力が入りそうですが、軽やかな人形の動きを見ているとそんな事を微塵も感じさせないのが素晴らしい!劇場のロビーには実際の演目で使われた人形も展示されているので間近で見てみては。また、人形のレプリカはハノイ土産として大人気、旅の記念にいかがですか?