- 岡崎大五
- 風来坊のような旅人が、30歳で帰国。海外専門の添乗員を経て作家になりました。角川文庫の添乗員シリーズは累計30万部を超えるベストセラーに。今ではミステリー小説やエッセイなども書いていますが、旅は止められません!訪問国は83か国です。ブログ「岡崎大五の作家生活」を運営中。
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ベトナムコーヒー(空港の免税店では市中の約2倍の値段)
かつては、海外旅行となれば免税店でのショッピングが楽しみでした。ところが最近では、免税店のほうが値段が高い商品もあり、必ずしも免税店がショッピングの一番手ではなくなっています。そんな時代の中、僕が個人的に好きなのは、空港内の免税店がときに行うバーゲンセールです。30%値引があれば、つい買ってしまいたくなります。購入するのはおもにブランド物のシャツやベルト、靴といった自分用の品です。妻が日本の免税店で必ず購入するのが、新作の口紅や化粧水、香水などのコスメ商品です。日本の化粧品はやはり日本女性には合うようで、ですから出発の際、空港には3時間前には到着し、ゆっくり免税店を見るのを楽しみにしています。ただ最近は、ウィスキーなどはめっきり買わなくなりました。家の近所の量販店で買う方がはるかに安いからです。持っていきたい時は事前に買って、スーツケースに入れておけばいいのですから。
日本の免税店は、ウィスキーなど市価より高いものもありますが、化粧品や薬品、電化製品などは安く、良心的なので、空港で電気ジャーや薬品を爆買いする観光客も目にします。それに引き替え、中国各地の空港の免税店は、なぜこんなにと思うほど高く値段設定されています。市中でも、観光客用の店の中にはべら棒な値段で売っている店もあり(とくに万里の長城は高い!)、そうなると、自然と買物はしたくなくなりますよね。お茶を買うには、やはり町中のお茶屋で、ゆっくりと試飲させてもらいながら、選んだほうがいいですし(それでも日本のお茶より高めの値段ですが)、酒類などはスーパーまで足を運んだほうが無難です。ショッピングセンターに行っても、正直あまり買いたくなるような商品は少なく、日本では安く売っているような衣服が、質が悪いものでも高かったりするのです。日本の衣料有名店も、中国のほうが高く売っていますね。
中国のお隣ベトナムも、空港の免税店は割高で、あとトルコのイスタンブールもそうでしょう。ですから、中国やベトナム、トルコでは、正直、免税店で何か買おうとは思わずに、チョコレートであれ、なんであれ、町中のお店やスーパーなどで買っておいた方がいいでしょう。しかしこんな国ばかりではありません。欧米の先進国や、アジアでもタイのバンコクや、マレーシアのクアラルンプール、シンガポールなどになれば、免税店は、なかなか使い勝手がいいです。日本にはないブランド店が入っている空港もあり、ショッピングを楽しめるのです。また市中にはなかったような、きれいな写真を印刷したチョコレートや、ほかにもちょっとした雑貨も、さほど高くない値段で売られています。またグアムやハワイには市中にDFS(免税店)があり楽しみですね。バリ島にもありますが、こちらはあまり期待しないほうがいいでしょう。
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