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海外現地発ガイド通信

フランス統治時代の名残り、歴史を感じさせる郵便局


掲載日:2007/07/06 テーマ:歴史 行き先: ベトナム / ホーチミン

タグ: 建築


フランス人が建てた中央郵便局

フレンチコロニアル風の郵便局。壁面にあるレリーフには19世紀フランスの著名人の名前が彫られている フレンチコロニアル風の郵便局。壁面にあるレリーフには19世紀フランスの著名人の名前が彫られている

かつては「プチ・パリ」と呼ばれたホーチミン市。フランス植民地時代に作られた街並みや建築物はそれは美しかったとか。近年の建築ラッシュでどんどん姿を変えてはいますが、中には元の美しい姿のまま残っている場所も。そんな建物のひとつが、ホーミン市中央郵便局「ブーディェン・タンフォー(Buu Dien Thanh Pho)」です。街の目抜き通り「ドンコイ(Dong Khoi)通り」と「レ・ユアン(Le Duan)通り」の交差点、パリコミューンと呼ばれる広場の一角にあるこの郵便局は、1886年から1891年にかけてフランス人の建築家ヴィルデュー(Villedieu)氏によって建てられた時代を感る建物です。

新旧入り交じる大通りをお散歩

郵便局内部。一面ガラスの大ボールト天井のような、大胆な建築が当時フランスで流行していたとか 郵便局内部。一面ガラスの大ボールト天井のような、大胆な建築が当時フランスで流行していたとか

郵便局は隣にあるサイゴン大教会と並んで、市内観光のメッカとして誰もが一度は訪れる観光スポット。大型バスで乗り入れて写真を撮る旅行者が後をたちませんが、おすすめはショッピング街のドンコイ通りを冷やかしながら歩いて郵便局を訪れる方法。現代的なデパートやブティックを見た後に、古いコロニアル建築を眺めるのは乙なものです。高い鉄格子の門を抜けて一歩中に入れば、さっと涼しい風が吹き、暑さにうんざりした体を癒やしてくるはず。ガラス張りでアーチ型という大胆な作りの天井(大ボールド天井という)はかなり高く、その分風通しがいいのです。

涼しい風を受けてタイムスリップ

カードを買うか国際電話の窓口で申し込めば日本へ電話もかけられる電話ボックス。上部地図は1892年のサイゴン(ホーチミン市)市内 カードを買うか国際電話の窓口で申し込めば日本へ電話もかけられる電話ボックス。上部地図は1892年のサイゴン(ホーチミン市)市内

さて郵便局に入ったら、入り口付近の木製ベンチに腰を下ろしてしばし辺りを眺めてみましょう。さすがベトナム、正面奥にはホーチミン様の肖像画が。それ以外はヨーロッパを感じさせる装飾があちこちに見られます。入ってすぐ両側の壁側に見えるのは映画に出てきそうなクラシックな木製電話ボックス。もちろん現役で活躍中です。電話ボックスの上、右側の壁には1892年のサイゴンの地図が、左側には1936年のベトナムとカンボジアの通信網を表す地図が掲げられています。この地図を見ながらフランス人はどのような政略を練ったのでしょう。

旅の思い出を手紙に託して

ベトナム伝統の切手はアオザイから建築まで様々な種類がある。セットで15000ドンから。日本に定型封筒を送る場合は14000ドンから ベトナム伝統の切手はアオザイから建築まで様々な種類がある。セットで15000ドンから。日本に定型封筒を送る場合は14000ドンから

さて、建築文化財として貴重な観光資源となっている郵便局ですが、もちろん地元民にとっては生活の一部。電話をかけたり、海外に手紙や小包を送ったりするための大切な場所です。ベトナム戦争後に世界各国にちらばった越境者たちを、家族や友人に持つ人々は、今日もせっせと故郷の食べ物を小包にして送ったり、手紙を書き送ったりしています。離ればなれになった人々を繋ぐ郵便局という場所で、あなたも外国にいる気持ちを日本の大切な人に綴ってみては?

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/07/06)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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