- 松野泰子
- ホーチミン市在住。東京での出版社勤務を経て、「食べ物が美味しいから何とかなる」という根拠のない自信を頼りに2005年ベトナムへ移住。知らず知らずベトナムの虜になりつつ、食・健康・人をテーマに、ベトナムの情報を発信。現地発行の日本語情報誌『ベトナムスケッチ』を始め、日本の雑誌・webにも寄稿する。
出発エリアをに変更しました。
淡い紫が爽やかな外観のブティック「Mauve(モーヴ)」は在住者にも人気お店
旅先でうきうき気分で買った洋服が、日本に帰ると意外と使えない……。そんな苦い経験は誰でもお持ちかも。でも、もうそんな心配はご無用!と思えるのがこちらのブティック「モーヴ(Mauve)」です。大人っぽくかといってアダルトすぎず、可愛らしくそれでいて派手すぎない洋服や雑貨を集めたこのお店は、専属の日本人デザイナーが全商品をデザインしています。エスニックさを失わず、かつ飽きのこない絶妙なセンスが受けて、ベトナム在住の日本人にも大人気なのです。
チャイナカラーが可愛いワンピースは50ドル。ポリエステル素材でモスリン織りなので使いやすくてかつエレガントな雰囲気
モーヴは英語で「ふじ色」という意味。その名の通り、ふじ色が持つ淡く上品でかつ艶やかなイメージがお店のコンセプトです。洋服類はほどよくフェミニンで、軽やか。コテコテの土産物屋にあるものとは違って、洗練されたデザインの中に、アジアらしさがふんわりと感じられるのがポイントです。生地も、ベトナムによくある100%シルクではなく(意外と使いにくい…ですよね)、ポリエステルやコットンを中心にしているので、やはり日常使いに最適。お洗濯や取り扱いにも便利なのがありがたい心遣いです。
そして洋服に合わせて購入したいのが、シルバーや貝類、ビーズや石などベトナムで採取された素材を使ったアクセサリー類。お値段もネックレスは12ドル〜、イヤリングは10ドル〜と、なかなかお手軽。デザイナーさん最近のおすすめは、高瀬貝を使った菊のペンダントとピアスのセット。白をベースにした高瀬貝は、細やかな彫刻が美しく、時折虹色に輝きます。実は菊の彫刻、齢70というベテランの日本人彫刻職人さんがベトナムで作った作品なのだとか。甘めのドレスに合わせれば、印象もぐっと大人っぽくなりそうです。
人気の小物、鏡ケース(右、27ドル)とコームケース(左、19ドル)。どちらもベトナムらしい手刺しゅうが施されている
もうひとつ、同店の売りをあげるならセミオーダーを得意としていること。一から自分のデザインで服や小物を作るオーダーメイドは楽しい反面、意外と難しいものですが、ここ「モーヴ」では、もとある商品に少し手を加えたり、体の特徴に合わせて自由自在にサイズ直しをしてもらうことが可能なのです。仕上がりは2日後。旅の思い出を感じさせつつ、いつも着られて長く使える、そんなお買い物ができる貴重なブティック、ホーチミン市に着たらぜひ利用してみてください。
■ mauve(モーヴ)
住所: 47 Mac Thi Buoi St., Dist.1
電話番号:(+84)8-8296492
URL:http://www.ememjapan.com/ (通信販売も可能)
営業時間:8:00〜21:00
定休日:無休
その他:2Fにはお得なセール商品あり
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/08/07)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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