- 松野泰子
- ホーチミン市在住。東京での出版社勤務を経て、「食べ物が美味しいから何とかなる」という根拠のない自信を頼りに2005年ベトナムへ移住。知らず知らずベトナムの虜になりつつ、食・健康・人をテーマに、ベトナムの情報を発信。現地発行の日本語情報誌『ベトナムスケッチ』を始め、日本の雑誌・webにも寄稿する。
出発エリアをに変更しました。
「チチ」の店員さんたちは日本語や英語が堪能。制服は、店内で販売しているチャイナカラーのワンピースをそれぞれ襟元アレンジさせたもの。セミオーダーのお手本になってくれている
ベトナムでショッピングと言えば、洋服やアオザイのオーダーメイド。既存の洋服をただ選ぶのではなく、自分の体型や好みに合わせて、生地や細かな形、装飾など細部を注文できるのが特徴です。2003年のオープン以来、観光客を集めている「チチ/Chi Chi」では、洋服、バッグやポーチなどの小物類、アオザイ、帽子など様々なグッズを取り扱っていますが、こうした商品に客自身が一手間を加えるセミオーダーが人気です。
涼しげな黒のV字トップスは20US$(約2300円)、刺しゅう入りベトナム籠は12US$(約1350円)
「洋服を作る楽しさを知ってもらいたい」と語るのはチチ専属の日本人デザイナー、ノリコさん。毎月一度はベトナム人の縫子リーダーとミーティングをし、常にひとりひとりの縫子さんとコミュニケーションを取りながら、日本人や西洋人にも好まれるサンプル作品を作っていくのだとか。サンプルというのは実際にお店に並ぶ商品のこと。もちろんこれらをそのまま購入してもいいのですが、例えば「肩ひもをレースに変えたい」「ボタンをレトロにしたい」「ラメを入れたい」「刺しゅうの装飾をつけてほしい」などといった要望をちょこっと気軽にプラスできるのです。
ボタン、レース、刺しゅう糸、スパンコールなどの各種サンプリングファイル。刺しゅうの装飾は「ハスの花」が人気
こうしたセミオーダーメイドに使われるための、ボタン、レース、刺しゅうサンプル、刺しゅう糸、スパンコールなどは、綺麗にファイリングされて置かれています。この中から自分の好きなものを選び、既存の洋服や小物にプラスアルファの「自分らしさ」を付け加えていきましょう。これなら、「デザインなんて自分ではとても無理…」という人でも、独自の作品に簡単にしあげることができるはず! セミオーダーやサイズ変更などの直しはお店の2階にいるお針子さんたちがスピーディに行ってくれるため、翌日仕上がりというのも旅行者にはありがたいサービスですね。
小物雑貨からアジアンテイストの洋服、アオザイとベトナムでほしいものが全て揃う店内
洋服の他にも、水牛の角を使った食器やバッチャン焼きなどベトナムならではのおみやげ物も充実。週に1度は新作商品が並ぶという種類の豊富さは、のんびりペースのベトナムでは珍しい! ホーチミン市は常夏ですが、日本やヨーロッパの四季に合わせた商品の開発を行っているのもありがたいところです。いつ訪れても目新しいグッズが並ぶブティック、ベトナム旅行初心者のあなたもリピーターのあなたも、毎回訪れてみる価値ありです!
■Chi Chi(チチ)
住所:138 Pasteur St., Dist.1, Ho Chi Minh City
電話番号:(+84)88247812
URL:http://blogs.yahoo.co.jp/chichishop138
営業時間:8:00〜8:30
定休日:無休
その他:VISA、Master、JTBなど各種クレジットカード使用可
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/09/19)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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