何かと値段が高い旧市街ですが…

ホイアンの旧市街は、昼夜を問わず観光客でごった返しています。古い作りの家々は、おしゃれなカフェやレストラン、土産物店などにリノベーションされ、新旧が見事にマッチしたデザインで、多くの外国人観光客に人気です。日中は車とバイクの乗り入れが禁止されていますので、ぶらぶら歩くにはもってこいです。天秤棒を担いだフルーツ売りのおばちゃんやアイスクリーム屋、観光用のシクロが、観光客の間を縫うように過ぎていきます。一般的なカフェで1万ドン(約50円)程度のコーヒーも、ここでは2万5千ドン。安い店なら1万ドンで飲めるビールも、ここでは3万ドン以上するのは当たり前。それでもトゥボン川を見ながらの一杯は格別です。ロケーションがいい人気の店では、なかなか席が空いていません。眺めのよさそうな席が空いていたら、ひと休みするのがいいかもしれませんね。

来遠橋(日本橋)はいつも混雑 来遠橋(日本橋)はいつも混雑

ホイアンの観光チケットの使い方

ホイアンでは、歴史的な家や博物館などがまとめてチケットになって売られています。12万ドン(約600円:2017年)で5カ所の観光施設に入れるほか、旧市街地の中も自由に散策できます。旧市街の中は、一部でこのチケットがないと入場できない場所もあるのです。ただし反対方向から出ていく場合にはノーチェックですので、反対側から行けば済んでしまうのですが。こんな一部入場制限が設けられた場所に、特別な何かがあるわけでもないので、よくわからない入場制限なのですが、チケットを売るためと考えれば、よくできた仕組みです。チケットを持たない観光客は、ここでチケットを買うことになり、行く予定がなかった博物館でも、結果として訪れてみることになるからです。有効期限は24時間と書いてありますが、チケットに日付が押印されることもないので、1か月後でも使えるようです。

貿易陶磁器博物館(海のシルクロード博物館)から見える旧市街 貿易陶磁器博物館(海のシルクロード博物館)から見える旧市街

旧市街地のおすすめ訪問施設は?

チケットを使って入場するのに、おすすめはまず貿易陶磁器博物館でしょう。木製の建物もいいですし、朱印船貿易時代の日本とベトナムなどの関係がわかってとても勉強になります。また二階のバルコニーから見える旧市街の通りはなかなかです。民家としては進記家(タンキーの家)がおすすめです。日本と中華様式の合わさった建築様式らしく、見ごたえがあります。ベトナム伝統の象嵌細工の施された椅子などもいいです。お茶の振る舞いサービスがあるので、象嵌細工の椅子に座って、お茶でも飲みながら、建物内部を眺めまわしつつ、しばしこの町の歴史に思いを馳せてみましょう。ホイアン歴史文化博物館は、レロイ通りの先にあって、旧市街からは外れますが、なかなかです。展示物は少ないですが、2階の絵画がいいですね。そして屋上に上がると、ホイアン全域が一望できます。ここは意外な穴場です。(後編へ続く)