中部の旅の拠点は、ダナンからホイアンへ

ベトナム中部を旅する場合、拠点となるのは大都市ダナンだと考えられてきました。日本からも直行便があり、ベトナム国内だけでなく東南アジアの主要都市とも結んでいます。しかしダナンは、ビーチ沿いに建ち並ぶ高級リゾートホテルに泊まって、スパやエステ、ゴルフ、サーフィンなどをするのが定番の都市で、町中には見るべきものはほとんどありません。その代わり北へ2時間半行けば古都のフエがあり、南に小1時間も行けばかつての商都ホイアンがあります。いずれもベトナム中部が誇る世界遺産です。ツアーの場合は、ダナン泊も多いですが、実は個人旅行をしている人たちは、ダナンには泊まらずに、ホイアンを拠点に動く人が多くなっています。それに伴い、ホイアンには真新しいホテルも建てられ、外国人用のレストランも増えました。なによりのんびりとした土地柄や、いつもにこやかなホイアンの人たちの人柄が、多くの旅行者を魅了しているのです。

ダナン名物のロン橋 ダナン名物のロン橋

ダナンからホイアンへの移動の仕方は?

ダナン国際空港に到着した場合、ホイアンへはタクシーが便利です。この時、緑の車体のマイリン・タクシーか、白い車体のビナサン・タクシーをおすすめします。ベトナムでは、法外な値段を吹っ掛けてくるタクシーもいるのですが、今のところ、この2社なら大丈夫と言っていいと思います。僕が2017年にダナン空港からホイアン市内のホテルまで乗った時には、メーターで50万ドン(約2500円、チップ込)かかりました。通常45万ドン程度が目安です。バスですと、ダナン大聖堂の前から黄色い路線バスが出ています。行き先はホイアンのバスターミナルです。地元民は2万ドン(約100円)ですが、外国人だと3万ドンから10万ドンと吹っかけてきたりしますので、乗る時に交渉しておきましょう。逆コースのホイアンからダナンまでは、11万ドンでツーリストバス(ホテルまで迎えに来てくれる)が出ています。チャータータクシーも2万5000ドンくらいからと、なぜかホイアンのほうが割安です。

緑の車体のマイリン・タクシー 緑の車体のマイリン・タクシー

ホイアンからフエに行くには?

ホイアンでは、ホテルや数多くある旅行会社で、フエをはじめとするベトナム各地に行くバスチケットを扱っており、とても便利です。どれも宿泊しているホテルまでピックアップに来てくれますので、これを利用しない手はないでしょう。フエまでは1日2便バスが出ています。まずはピックアップバスが各ホテルをまわってお客を拾い、バスターミナルへと運びます。そこで遠方から来た二階建てバスに乗り換えるのです。26万ドン(1300円、2017年)程度です。途中ダナンに立ち寄り、休憩は1回、都合3時間でフエに到着します。グループで移動する場合は、車をチャーターしても、1人あたりの料金はバスとあまり変わりません。ホテルや旅行会社に相談してみるといいでしょう。このようにホイアンでは、旅の目的に応じて、フレキシブルに車をアレンジしてくれます。バイクや自転車もアレンジしてくれますので、こんなところからも、旅行者が集まっているのでしょうね。

時には吹っかけてくる路線バス 時には吹っかけてくる路線バス