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インドネシアのジャワ島に残るヒンドゥー遺跡


掲載日:2013/12/29 テーマ:世界遺産 行き先: インドネシア / プランバナン(インドネシア)

タグ: 遺跡 世界遺産 歴史


かつてはジャワ島もヒンドゥー教国だった

インドネシアのジャワ島に残るヒンドゥー遺跡 インドネシアのジャワ島に残るヒンドゥー遺跡

インドネシアの宗教というとヒンドゥー教を思い浮かべる人が多いのは、バリ島があまりにも有名だからでしょうか。バリ島ではご存知のようにヒンドゥー教徒が多数派ですが、人口が2億人を超えるインドネシアには多くの宗教があります。島別の人口で一番多いジャワ島では、今ではイスラム教徒が多数派です。しかしジャワ島にイスラム教が浸透したのは15世紀以降で、今のようにほとんどの住民がイスラム教徒になったのはオランダ植民地時代の18世紀以降のこと。それまでは住民の多くはヒンドゥー教徒だったので、今でもジャワの人々の生活の中にはヒンドゥー文化が深く残っているのです。

ヒンドゥーの神を祀るプランバナン寺院

有名なボロブドゥール遺跡などを除けば、ジャワにある寺院遺跡の多くはヒンドゥー寺院です。最も有名なヒンドゥー寺院は、世界遺産登録もされている、古都ジョグジャカルタの東郊外にあるプランバナン遺跡群です。中心となるロロ・ジョングラン寺院は、シヴァ、ブラフマン、ヴィシュヌのヒンドゥーの主要3神を祀る神殿から成り立ち、炎が燃え立つようなその外観はとても印象的です。中央のシヴァ神殿の高さは47m。建立は10世紀初頭と推定されているので、日本で言えば平安時代ですね。法隆寺の五重塔が31.5mなので、当時の世界の建築としてはずいぶんと高かったことでしょう。

ジャワ最古のヒンドゥー寺院は

中部ジャワで最も古いヒンドゥー寺院は、ディエン高原にあるアルジュナ寺院群で、7世紀末から8世紀初頭に建てられたといいます。実際にはもっと古い寺院があったのかもしれませんが、木造の寺院は現存していないのでわからないのです。ジャワでは信者がいなくなると、木造寺院は朽ち果てて行ったと思われます。この「アルジュナ寺院」という名前も19世紀以降に付けられたもので、実は本当の名前は今もわかっていないのです。

風変わりなヒンドゥー寺院もある

中部ジャワにあるボロブドゥールとプランバナンの2大建築をピークに、時代を経るに従って石造の寺院建築は小粒になって行きます。ジャワに栄えた王国の国力が落ちて行ったこともあるでしょう。それ以降の印象的なヒンドゥー寺院の筆頭としては、ソロ郊外の山腹にあるスクー寺院とチュト寺院があります。スクー寺院は見た目がマヤ文明のピラミッドそっくりで、境内には奇怪な神像があり、他のヒンドゥー寺院は趣を異にしています。チュト寺院もカメやコウモリなどの動物の像があり、たぶん純粋なヒンドゥー教だけでなく、精霊信仰などもミックスしていたことをうかがわせます。機会があったら、ジョグジャカルタから2時間ほどなので、足をのばして行ってみてください。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2013/12/29)

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※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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