「シンガポール初のハマム」とは……

さていよいよトリートメント開始!こちらの最大の目玉商品は、「アルティメイト・ハマム・リチュアル」です。私ももちろんこのトリートメントを選択しました。ハマムとは中東の伝統的な蒸し風呂のことで、あかすり師に体を洗ってもらい、マッサージしてもらう庶民の娯楽です。これをスパに応用し、シンガポールで初めての本格的なハマムを備えたスパが、このESPA at RWSなのです。

シンガポール初!本格的ハマムを備えたスパ「ESPA at RWS」へ行ってみました(その3) シンガポール初!本格的ハマムを備えたスパ「ESPA at RWS」へ行ってみました(その3)

なぜか懐かしさの込み上げるハマム体験

ハマム専用ルームは、大理石を使った明るく広々とした個室です。水着をつけたあかすり師、いえエステティシャンが、金色の手桶を使って髪や体にお湯をかけてくれます。そして座った状態でシャンプーをしてくれます。お湯をかけるのがシャワーではなく手桶というところが、なんともたまりません。昔々、お母さんといっしょにお風呂に入って、体じゅうを全部洗ってもらっていた時代に帰ったような心地よさです。そんな郷愁にも似た気分は、温めた大理石に横たわり、体を洗ってもらい、またお湯をかけてもらうときにますます強まるのでした。

これぞ非日常の贅沢の極みでした

すっかり甘えん坊気分で横になったまま、スクラブや海藻パックまで施術してもらいます。ハマム専用ルームには、手桶でお湯を汲み出すために大きな大理石の桶(浴槽には小さすぎるが洗面台というには大きすぎるくらいのサイズ)があり、施術中は蛇口が開けっ放しになっていてお湯が滔々とあふれているのです。慢性的に水不足なシンガポールで、これはもったいないと思いつつ、お湯があふれてザーザーとこぼれていく音が天井に反響し、その音も癒しになっているなあ……とも感じました。このハマムは、外観からそこはかとなく受けていた「ハリボテ」な感じはまるでなく、ひたすら贅を尽くしていて心底リラックスできました。

施術後に寝たい人には仮眠室をどうぞ!

ハマムから出ると、シャーベットとお茶で一休みしてから、ハマムでの担当者とは別のエステティシャンによるマッサージを受けます。そのマッサージもよかったのですが、私にはなんといってもあの赤ちゃんに戻ったかのようなハマムの時間がステキすぎて、少し印象が薄まってしまいました。このあともサウナや温水プールでくつろいでもよし、仮眠をとりたい人はスリープゾーンという仮眠専用室に行って横になってもよし。私は寝ませんでしたがスリープゾーンの見学だけしました。曲線的なカッコいいデザインのベッドで、寝心地もよさそうでした。

やっぱりESPAは実力のあるスパでした!

初めてのESPA体験は、セントーサ島そのものの混雑に少し疲れてしまい、ところどころにまだ練れていないような感覚がありましたが、すべてのメニューが終わってみれば、やっぱり素晴らしいスパでした。特筆すべきは「カフェのおいしさ」「スタッフのサービスのよさ」そしてなんといっても「ハマムの心地よさ」の3点です。スパ通の方にも自信を持ってお薦めできます!ここを出て帰途に着き、またあの喧噪のセントーサ島に戻るのか(ここもセントーサ島ですが……)帰りたくない……と、思ってしまいました。