- 田尾蓮果
- バリ島在住。ジャワ島のガジャマダ大学に語学留学後、93年バリ島に移住。誰もが認める犬バカ女で、美味しいもの、買い物、スパも大好き。フリーペーパー「H.I.S.バリフリーク」元編集長。著書に「バリ島極楽チャンプル」「バリごはん バリ島極楽チャンプル2」(共にソニー・マガジンズ)。10年12月「田尾たんぼ」より改名。
出発エリアをに変更しました。
オリジナル・クリスピーダックのベベッ・ブンギルRp.63,000(約630円)
山あいの村ウブドの中心部にあるハノマン通りには、個性的なカフェやショップが軒を連ねている。その一角にある「ベベッ ブンギル」は、1990年の創業以来、大勢の人たちから熱い支持を受け、いまだに根強いファンを持ち続けているレストランだ。日本人やオーストラリア人などの外国人ツーリストはもちろん、ジャカルタやスラバヤなどから遊びに来る人たちにも絶大な人気がある。「バリに行ったら、必ずベベッ ブンギルに寄らないと気が済まない」という人ばかりか、「ベベッ ブンギルのクリスピーダックが食べたいからバリに行く」という人までいるくらいなのだ。特にインドネシアのホリデイシーズンには、広い店内が人でいっぱいになるほど混み合う日もあるとか。
自然がいっぱいの店内には、ガムランの音色がやさしく流れる
ここはクリスピーダック専門店ではないので、ほかのメニューもいろいろある。けれど来店するほとんどの人が、店名にもなっている「ベベッ ブンギル(クリスピーダック)」を注文するそうだ。サックリした味わいのクリスピーダックに野菜とごはんがセットになったこのメニューでは、ごはんも白いごはんのほかに黄色いごはんの「ナシクニン」を選ぶことができる。ナシクニンというのは、日本でも話題のウコンを入れて炊いたごはんのことで、健康にもとてもいい。このほか、ローストダック・サラダRp.51,000(約510円)も人気がある。
緑の中に点在する建物の中には、テーブル席やお座敷席が
この店は、緑いっぱいの庭の中にいくつもの建物が点在するガーデンタイプ。中にはピンク色の大輪の蓮が咲き誇る蓮池もあって、その美しさには思わず見とれてしまうほどだ。さらに、いちばん奥の建物からは裏に広がる一面のライスフィールドも見渡せる。店内の建物はすべてオープンエアになっているので、緑の中を吹き渡る風を肌で感じることができるのもうれしい。ウブドらしいのどかな風景を楽しみながら、のんびり&まったりすれば、あまりの気持ちよさに思わずうとうとしてしまうかもしれない。ウブド散策の途中で気軽に立ち寄れる場所にあるので、ランチがてらにバリならではの空気感を楽しみに行ってみてはいかがだろう。
■ Bebek Bengil(ベベッ ブンギル)
住所:Jl. Hanoman, Padang Tegal, Ubud, Bali, Indonesia
ウブドのハノマン通り沿い。モンキーフォレストに向かう三叉路付近。
Tel:(62-361)975489
Open:10:00〜23:00/無休
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2009/07/06)
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