雨季、乾季があるバリ島。ベストシーズンはいつ?

東南アジアのビーチリゾートとしては、タイのプーケット島と人気を二分するといっていいのがインドネシアのバリ島です。ここには日本人だけではなく、オーストラリア、台湾、中国、ヨーロッパ人など、世界中の観光客がやってきます。季節は大きく分けると、11〜3月の雨季と4〜10月の乾季に分かれていますが、近年は世界的な気候変動の影響で一ヵ月ほどズレ込むこともあるようです。旅のベストシーズンは乾季ですが、マリンスポーツなどをしないなら、雨季でも観光には大丈夫でしょう。ただ、バリへ行くならそれよりも注意しなければならない日があります。

ホテルから一歩も出られない! バリ島の新年「ニュピ」とはいったいどんな日?(前編) ホテルから一歩も出られない! バリ島の新年「ニュピ」とはいったいどんな日?(前編)

バリの新年、ニュピは日本の正月とはどう違う?

それはバリの宗教的な祝日「ニュピ」です。バリの島民の多くは、ヒンドゥー教徒。その宗教的な行事は、西欧暦ではなく、ヒンドゥー教のサカ暦を使っています。ニュピはこのサカ暦の新年にあたる日です。ニュピの前日は霊界の大掃除の日で、悪霊が地上に出てきて徘徊する日とされています。日本の感覚でいうとこの日は大晦日のようなものでしょう。そしてその翌日が新年になり、バリの人々は4つの禁止事項を守って静かにすごすのです。つまり、外出の禁止、労働の禁止、灯火の使用禁止、殺生の禁止です。

24時間外出禁止になるニュピ当日

ニュピの当日は、島民は瞑想して静かに時をすごすのが習わしです。つまり、家から一歩も出ることなく、すべての商店やレストランは閉まり、火も使わず電灯も付けません。これは外国人でも、バリにいるすべての人に適用されます。要するにこの頃にバリに観光に行ったとしても、ニュピの日が含まれる場合は、その当日はホテルから一歩も出ることができないのです。ニュピ当日は、警察や消防、医療行為など、人命に関わる以外の活動は一切停止します。ニュピの開始は、当日の午前6時から。終了は翌日の午前6時。この間は、飛行機もトランジット以外の離発着は禁止されています。つまりこの日はチェックインもチェックアウトもできません。(後編につづく)