旅の予定に釣りを加えてみる

狩猟は人類の始まりから存在する本能的行為…。だからかどうかは分かりませんが、根強い人気がある釣り。これが目的ではるばる外国へ出かけて行く人もいれば、興がわいたときに試すだけの人まで、楽しむ程度はさまざまです。私は後者ですが、たまに体験する素人釣りでも、外国では気兼ねなく楽しめることを幾度か経験しました。釣った物をその場で焼いて食べるというのも、人によっては旅先でしかしない体験かもしれません。行き先によっては予定に釣りを加えてみるのも、楽しい旅づくりに役立ちそうです。

海外の釣りは大物狙いだけではない

海外で釣りというと、普通私たちがイメージするのが大物釣りではないでしょうか。太平洋のトローリングで狙う巨大なカジキマグロや、メコン川の泥水の中に棲む巨大ナマズ、アラスカで川をさかのぼってくる種類豊富なサケなど…。しかし普段釣りをしない人にとってはどれも難易度が高そうに思えます。世界には無数の水辺があり、そこに生息する生物も多種多様。大物でなくてもいいから、ちょっとした釣りを楽しみ、自然の恵みに舌鼓を打つ程度でも十分満足できるはずです。

ちょっとした場所でも楽しい釣りができる

日ごろ釣りに親しんでいない人にもおすすめなのが、台湾の娯楽・エビ釣り。手長エビが放たれた釣堀で竿を借りて釣るもので、エビはその場で焼いて食べることが可能です。タイのバンコクにも同じような施設があるとのこと。釣堀のほかにも、気になる水辺を見つけたらとりあえず糸をたらしてみるのもわくわくするもの。かつてアマゾン川流域の町で釣り針と糸を買い、市場でもらった魚の内臓をつけ、竿なしで釣りをしたことがあります。するとなんと、20cm以上の大きさのナマズが2匹釣れました。食堂に持っていって焼いて食べましたが、そのときの興奮と嬉しさは忘れられません。

船釣りで南国の海の豊かさを知る

また、先日訪れたインドネシアのバリ島では、海辺のどの町でも釣り船の手配が可能でした。竿やえさもセットになっているので、道具を持参する必要もなく便利です。そして釣れた魚は、赤や青の派手なものから、どこかで見たことがある茶色のもの、真っ黒く不気味なものまでさまざま。地元のレストランで、これらも焼いてもらって食べたことは言うまでもありません。バリの海の生物の多様さを実感し、その豊かさを味わいつつ感謝する、貴重な体験となりました。