バリ島から行くジャワ島は、まるで別の国に来たような物価!

バリ島のバスターミナルからジャワ島の東端バニュワンギまでは、バスとフェリーを乗り継いで約5時間かかります。そしてジャワ島に入った途端に、「あれ?」と思うことがあります。それが物価の安さです。お店などにもよりますが、バリ島の三分の二から半額くらいのことも決して少なくありません。なんだか気持ちが大きくなってしまいがちですが、当然のことぼられることもあるので注意してください。バニュワンギから列車、あるいはバスで4〜5時間のところにあるのがプロボリンゴです。10米ドルも出せば、かなりまともなゲストハウスに泊まれます。そして日本人旅行者の間では、あまり知名度のないこの町に、意外とヨーロッパ人旅行者が多く集まっています。僕は何の気なしにこの町に逗留したに過ぎません。そんな僕に声を掛けてくれたのが、同宿のイギリス人のナンシーでした。彼女も一人旅だったのです。

インドネシアのジャワ島〜プロボリンゴから世界の絶景ブロモ山を見に行く! インドネシアのジャワ島〜プロボリンゴから世界の絶景ブロモ山を見に行く!

イギリス人が礼賛するインドネシアの山々

僕はナンシーと近くのレストランに夕食を食べに行きました。「ねえ、インドネシアの山々って、素敵だと思わない? だって、すそ野が広がっているでしょう? あんなに美しいシルエットは、ヨーロッパの山では滅多に見られないもの。そんな美しい山がここにはあるのよ」。日本なら富士山である。そんな山のかたちは日本人には珍しくなく、だからプロボリンゴが無名なままなのだ。「しかも一風変わった山なの。山のカルデラの中にまた山がある。どう? 行ってみたくない? 出発は午前2時。宿まで車が迎えに来るわ。ご来光を拝むのよ」。話をよく聞けば、2人ならかなり割引になるらしく、そのためのお誘いでした。でも可愛いナンシーと一緒に行くことに異存などありません。翌朝2時に出発、1時間後に到着したのはチョモロラワン村です。標高2300メートル。信じられないくらいに冷え込んでいました。

絶景と心地よい寒さにうっとり…

ビューポイントはプナンジャカン山(2770メートル)です。途中から歩いて登ります。年配の方には馬があります。午前4時山頂に登頂。徐々に明るくなってきます。広いカルデラの中にバトウッ山(2470メートル)と煙を吐き出すブロモ山、そして遠くにセメルー山(3670メートル)が控えています。いずれもシルエットの美しいすそ野の広い山です。たしかに、見たことのない絶景でした。やがて雲海が広がってきます。よく見るとチョモロラワン村は、プナンジャカン山の外輪山の一角にあり、台地のようになっています。そこから地面が陥没したようにカルデラになっているのです。カルデラの内部は砂地で、ヒンドゥー寺院が建てられていました。ナンシーは、一緒にプロモ山の外輪を歩いた後で帰りましたが、僕はもう1泊チョモロラワン村に宿泊しました。凍えるような寒さが心地よかったのです。バリの暑さに疲れたら、どうぞチョモロラワン村へ。