自然がたっぷりなビンタン島はアクティビティも盛りだくさん

ビンタン島は、シンガポールから1時間弱の船の旅で気軽に南国気分にひたれる島です。ほとんどの旅行者は、シンガポールでは街歩きを、そしてビンタン島ではリゾートを、とメリハリのある旅を目的にして予定を組むのではないでしょうか? 自然の楽園であるビンタン島で、現地ツアーに参加してみませんか。日本の旅行会社を通しても申し込めますし、現地に着いてから、ホテルやショッピングセンターのツアーオフィスで申し込んでもいいでしょう。私は、夜の「マングローブ・ディスカバリー・ツアー」に参加してみましたよ!

「マングローブ・ディスカバリー・ツアー」の入り口 「マングローブ・ディスカバリー・ツアー」の入り口

食事付きや食事なし、日本語ガイド、英語ガイドなど、売りは色々

このツアーは、セボン川という川をボートで進む、1時間ほどの自然観察ツアーです。日中のツアーではマングローブや森の動植物を観察します。日が暮れてからの回では、蛍鑑賞ツアーとなるのです。日本の蛍とちがい、ここでは1年を通じて蛍を見ることができます。ですから、自然観察系でよくある“まったく見られなくてがっかり”の心配は、ほぼありません。料金は会社によって異なりますが、一人当たり3000〜5000円ほどが目安です。

小さなボートに乗り込みます 小さなボートに乗り込みます

クリスマスツリーのように、群れて輝く蛍

夜の川を進んで行くと、初めは目が慣れず、何も見えないような気がします。けれどもだんだんと暗さに慣れてくると、今度は岸辺のちょっとした明かりや、遠い町の明るさが目につくようになってくるのです。そして、ガイドさんが指し示す方向を見ると蛍の群れが。日本の蛍とは種類がちがい、光り方もちがうんですよ。日本の蛍が緑がかった光をゆっくりと光らせるのに比べ、こちらの蛍の光は白くて、LEDの電飾のようにキラキラと明滅します。日本の蛍は余情を感じさせるものですが、この蛍たちには、もっとダイレクトな、光り輝く生命を感じました。

写真には蛍は写りませんが、ガイドさんがたまに枝を照らしてくれます 写真には蛍は写りませんが、ガイドさんがたまに枝を照らしてくれます

ガイドさんの有能さにもびっくり……!

ガイドさんは気さくながらも、解説もしっかりします。暗闇なので、岸辺の木々はみんな同じように見えますが、「あの種類の木には毒ヘビがよく出るから近づかない方がいいよ!」などと教えてくれます。他のツアーボートとすれちがうときには、まだ遠くにいるのに「ハロー!」「ニイハオ!」などなど、各国の言葉で呼びかけるんですよ。「こんなに暗いのに、どうやって見分けるの? すごい!」私はすっかり感心してしまいました。やはり長年の経験で、目も耳も私たちよりはるかに敏感なのでしょうね。

船着場ではちょっとしたお土産が売られていました 船着場ではちょっとしたお土産が売られていました

日中のツアーもいいですが、夜の蛍ツアーもおすすめ!

天気のいい日なら、蛍がそのまま空に昇ったような満点の星空が見えます。ただ星空を見上げるよりも、蛍を見たその目で星空を見ると、なぜか感動が倍増するんですよね。蛍と星って、まったく別のものなのにとてもよく似ているのです。小さな虫の命と、とてつもない熱と光を放っている星。暗闇が、その二つをつなぎ合わせてくれます。ビンタン島のアクティビティに、ぜひ蛍鑑賞ツアーを加えてみませんか。忘れられない自然観察ツアーになりますよ!