2015年に再びタンココを訪れる

以前、このたびナレで「体長が10cmしかないサル、タルシウスを見に行くツアー(2014/01/07掲載)」という記事を書きましたが、その後、2015年になってから再び、このタルシウスを観に行く機会に恵まれました。今回はタルシウスだけでなく、このタンココ自然保護区でほかにも見られる動物なども紹介していこうと思います。

珍しい動物が見られる、インドネシアのタンココ自然保護区へ その1 行き方を教えます 珍しい動物が見られる、インドネシアのタンココ自然保護区へ その1 行き方を教えます

ウォーレス線が通る島にある

みなさんは「ウォーレス線」をご存知でしょうか? これは生物学者のウォーレスが提唱したもので、この線より西がアジア、東がオーストラリアの生物相に分かれるという境界線です。オーストラリアには、カンガルーやコアラなど他の地域にはいない種類の動物が棲んでいます。それがどこから始まるのかという分岐点をウォーレスは示したのです。そしてそのウォーレス線は、このタンココ自然保護区があるスラウェシ島の上を通っているのです。つまりここは、ウォーレス線の東西に棲む動物が見られる、貴重な場所なのです。

タンココ自然保護区への行き方

タンココ自然保護区があるのは、スラウェシ島北部に伸びる、細長い半島の先です。最寄りの都市は人口40万人のマナドで、ジャカルタやデンパサールなどから毎日国内線が飛んでいます。この保護区は、そのマナドの東50kmにある港町ビトゥンのそば。マナドやビトゥンから日帰りもできますが、野生動物の多くは早朝や夕方に活動するので、できたら保護区の入口にある小さな村バトゥ・プティに泊まることをおすすめします。村へはマナドから車で2時間、ビトゥンからは1時間の距離です。私は今回、空港からタクシーでそのまま行くことにしました。空港タクシーの料金表では35万ルピア(約3500円)でしたが、交渉すると30万ルピア(約3000円)に下がりました。後でメーターを見たら28万ルピアだったので、まあ、辺ぴなところに行くには妥当な金額だったのかもしれません。

保護区ではどこに泊まる?

マナド〜ビトゥンの幹線道路は道も良く、50分ほどで、バトゥ・プティ村への道の分岐に着きました。ここまでは路線バスでも簡単に来られます。前に来た時は、そこから村までの道の状態が良くなかったのですが、今回はずいぶん良くなっていました。ただ、くねくね道だけではなくアップダウンも激しいので、車酔いする方は気をつけましょう。バトゥ・プティ村には5軒ほどのホームステイ(ゲストハウス)があります。すべて保護区の入口から徒歩5分以内です。設備はどれも簡素で、似たようなもの。宿泊料金は3食付き(村にはレストランがない)で、だいたい30万ルピア(約3000円前後)です。ホットシャワーがあるかどうか、確認しましょう。数は少ないですが、エアコンが付きの部屋があるホームステイもあります。(その2につづく)