女性の旅行に、服装の悩みはつきもの!

女性が海外旅行に行くとき、服装を考えるのは悩みながらも楽しいものです。国によっては「現地の男性から好奇の視線を向けられることを避けるため、また宗教感情を害さないために、肌の露出を抑えるべき」というのは、基礎的な注意事項ですね。それと同時に、とくにバックパック旅行の場合には「発展途上国等へ行くとき、華美な服装を避けるのはもちろんだが、逆にこちらがあまりにボロボロな服を着るのも不快感を与える」ということも、心したいものです。

旅の服選びはくれぐれも慎重に! 旅の服選びはくれぐれも慎重に!

服に関して、昔の苦い思い出……

私自身も若いころに、これらのことを二度ほど現地で指摘されてしまったことがあります。一度目は冬のインドで、中綿の飛び出した上着を着ていたら、バスで隣り合わせた若者から「君の服は破れてるじゃないか。どうしてそんなボロを着てるの」と言われました。二度目はインドネシアのジョグジャカルタでハーフパンツを穿いていたら、現地に住む日本人男性から「女の子の一人旅なのに、膝が出ている服はあまりよろしくないね…」と渋い顔をされたのです。二回とも、とても恥ずかしい思いをしました。

あまりにゴージャスでも悪目立ち!

以上は、旅をする大人の人間として最低限の注意事項ですが、とくに誰の気持ちも害することはなくとも、他ならぬ「自分が後悔する服装は避けるべき」ということもあるのです。極端な二例を紹介します。一例目はマレーシアのペナン島随一のコロニアルホテル「イースタン&オリエンタル」のダイニングで見かけました。母娘連れほどの年齢の日本人女性二人組の出で立ちが、まるで『ベルサイユのばら』に出てくる貴族のような豪華すぎるドレス姿だったのです。いくら海外の名門ホテルといっても、明らかにがんばりすぎです。周りのゲストの服装から完全に浮いていました。彼女たちもきっと「やりすぎてしまった」と後悔したことでしょう。

あまりにボロいと情けない!

もう一例は、他ならぬ若いころの私の後悔です。アジアの国々を長期間まわる旅の服装を、「汚れてもまったく惜しくない、男性から好奇の目で見られない、日本ではまず着ないくらいのボロボロでだぶだぶの服」という基準で選んでいました。前述の、中綿の飛び出した上着を着ていたのもこの年頃のことです。しかし、あとになって自分の写真を見返してみると、あまりのひどい格好に頭を抱えたくなるのです。旅の写真は、何十年たっても思い出に残るものです。当時のメイクや髪型が流行遅れに見えてしまうのは仕方のないことですが、せめて服くらいは、もう少しましなものを着ているべきだった…と、今も旅写真を見ては悔やんでいます。

旅の恥はかき捨て、とも言い切れないので

「現地の人の気持ちを害する」ことと、「やりすぎてしまって自分が後悔する」こと。二つの局面でそれぞれのパターンをご紹介しました。限られた荷物の中で工夫して、失敗しない服装選びをしていきましょう!