プーケットの歴史が生んだ食文化

その昔、錫の採掘や交易で栄えたタイのプーケット島に移り住んだ華僑達が財をなし、男性は「ババ」、女性は「ニョニャ」と呼ばれ、今もタイ・プラナカンとしてその文化が受け継がれています。プーケットでは彼らの食文化を「ババ・キュイジーヌ(ババ料理)」と呼んでいます。マレーシアやシンガポールにもいるプラナカン達の「ニョニャ料理」と呼ばれる食文化とは一味違い、自分たちの故郷の料理とタイ料理を融合させたプーケット・プラナカン独自の食文化になったようです。そこで、プーケットに遊びに来るタイ人観光客も必ず食べると言っても過言ではない、ババ・キュイジーヌの代表選手「福建麺」をご紹介いします。

プーケットに来たら食べてみたいババ・キュイジーヌ。美味しい麺料理をどうぞ プーケットに来たら食べてみたいババ・キュイジーヌ。美味しい麺料理をどうぞ

福建省出身者の多いプーケットはならでは!

プーケットのババ・キュイジーヌといえば「福建麺焼きそば」と言われるくらいの代表選手。いわゆるエッグヌードルのような黄色い小麦粉で出来た太麺を、お好みでシーフードや鶏肉、豚肉などを入れて甘辛く炒めた焼きそばです。追加で玉子を入れてもらうとさらに美味しいですよ。日本人がイメージする焼きそばよりも汁気の多い焼きそばで、丼に入って出てきます。日本の焼きそば麺ほどコシはなく、柔らかいのが特徴です。お酢や粉唐辛子など自分好みの味付けにしてからいただきましょう。お酢をかけてさっぱりいただくのがオススメです。プーケットタウンの街中にあるメトロポールホテル前の時計台があるローターリー脇にある店「Mee Ton Por」はタイ人観光客にも大人気のお店です。ランチにオススメのお店です。

汁麺にしても存在感のある福建麺

福建麺を使った汁麺もあります。太めの福建麺を汁麺としていただくにはしっかり味のトムヤムスープ麺を頼みましょう。「トムヤム」といっても、タイを代表するトムヤムクンスープとは一味違います。海老出汁のしっかり効いたスープにナムプリックパオという甘い唐辛子味噌をときながらいただくスタイルです。こちらもお好みでお酢、粉唐辛子、砂糖、ナンプラー、コショウで自分好みにアレンジしていただきます。この汁麺は、福建麺焼きそばの店「 Mee Ton Por」の左隣にある間口の小さなお店「Somchid」で食べられます。朝9時から午後5時までの営業です。

2種類の麺で作る焼きそばが 結構いける!

福建麺焼きそばに「ミーフンミー」と呼ばれる福建麺とビーフンを一緒に炒めたユニークな焼きそばがあります。ビーフンを使っているためか、サラッとした口当たりで、こちらもお酢がかかせません。オススメのお店は、オールドプーケットタウン地区のタラン通り沿いにある「Kopitiam by Wilai」です。リーズナブルで美味しいババ・キュイジーヌを出すこのお店。店内はエアコンなしですが、当時の面影を残すインテリアが素敵です。店の右2軒隣には同列の「Wilai」レストランがあり、メニューも同じです。飾り立てのない店内ですがエアコンが効いており、暑い日にはこちらがオススメです。こちらは日曜定休・朝11時から夜まで営業です。