パトンビーチの歓楽街・バングラー通りでつい開放的な気分に

タイの一大リゾート地、プーケット島で最も賑やかなパトンビーチ。エリアのほぼ中央を町中からビーチへと抜けるバングラー通りは、タイ南部でも最大の歓楽街となっています。通りの両側だけでなく、ソイ(通りから奥に入る細い道)の奥までバーやクラブがひしめきあい、夜は島中から集まってくる観光客でいつもいっぱい。セクシーな衣裳を身にまとった女性やニューハーフがお立ち台で踊るバー、派手なネオンのディスコで遊んでいると、開放的な気分になってきますが、現地の旅行代理店に聞くと、そこを狙ってくる犯罪が横行しているとか。

プーケットのパトンビーチのバーで日本人を狙う、「マイフレンド」強盗の悪質な手口 プーケットのパトンビーチのバーで日本人を狙う、「マイフレンド」強盗の悪質な手口

バーやクラブで寄ってくる“マイフレンド”の正体は!?

バーやクラブで飲んでいると、知らない人が隣りに寄ってきて「ヘ〜イ、マイフレンド」などといいながら乾杯を持ちかけてきます。「どこから来たの?」「プーケットは初めて?」「名前は何ていうの?」「ホテルはどこ?」「今日はどこに行ったの?」などと世間話が始まります。海外に慣れていない人はとくに、フレンドリーに話しかけられると、「外国人の友達ができた」と喜んでしまうものですが、それは大きな間違い。しばらく一緒に飲んで十分酔わせてから、「一杯ごちそうするよ」なんて持ってきたドリンクは睡眠薬入り。薬が効いて眠ってしまったら、介抱すると見せかけて人通りのないところに連れて行かれ、身ぐるみはがれて路地裏にポイ。目を覚ましたころには一文無しで、ほかのビーチから来ていたらホテルに帰れない。どうにかホテルに帰れても、部屋の中はもぬけの殻。

楽しい会話はすべてカモの値踏みのため

盗んだバッグに入っていたホテルのルームキーを使って、堂々と盗みに入るのだから始末に終えません。小さなゲストハウスならフロントが顔を覚えているでしょうが、それもスタッフが時間帯で変わっていたらわかりません。いちいちフロントを通らない大型ホテルなら、何食わぬ顔をしてエレベーターに乗り、部屋まで行けてしまうこともあるので、ルームキーはなるべくフロントに預けておきましょう。楽しかったはずの“マイフレンド”とのおしゃべりも、「どのくらいお金を持っているのか」「ブランドものを買っていないか」という、カモとしての値打ちを探るための情報収集だったのです。

馴れ馴れしい人は、さらっとスルーで

いろいろな人と知り合えるのも海外旅行の楽しみのひとつ。言葉があまり通じなくて心細かったところに、話しかけられるとうれしい。でも相手はそこをツイてくるのです。知らない人からもらったドリンクや食べ物には手をつけないのが鉄則ですが、トイレに行くなど席を離れた隙に薬を入れられることもあります。金品を盗まれただけでなく、暴力をふるわれた人もいるそうです。危険な目に遭わないためにも、やたら馴れ馴れしく寄ってくる人には関わらないようにしましょう。万が一、被害にあった場合は、次の被害者を出さないためにもツーリストポリスに連絡を。