「ハングリーゴースト・フェスティバル」と呼ばれるお祭り

毎年陰暦7月に行われる「ポートー祭り」は、タイ国内でもプーケットが有名なお祭りです。中華系タイ人は、米粉と食紅で作った大小の赤い亀の形をしたお菓子をお供えしてご先祖様を供養し、長寿の象徴である亀で自分たちの長寿と健康も同時に祈願ます。この亀をお供えして供養する習慣はプーケット独自のスタイルだそうです。お祭りの名前である「ハングリーゴースト」とは仏教の六道にある「飢餓道」のことで、苦しむ霊や無縁仏に食べ物や飲み物をお供えして霊を慰めるのです。日本でいうお盆やお施餓鬼と同じですね

お寺の周りに鎮座する直径1メートルはある亀のお供え物 お寺の周りに鎮座する直径1メートルはある亀のお供え物

プーケットタウンの下町にある「ポートーコン寺」

この時期はプーケットタウンの各所でお祭りが開かれますが、「ポートー祭り」の大本山といえばバンニヤオ地区にある「ポートーコン寺」です。祭壇の中心には、紙で出来た「ポートーコン」よばれる神様が祀られます。これは地獄からやってくる霊を取り仕切る、親分的存在の神様だそうです。地元の人は、お腹を空かせた霊達がこの世でいたずらをしてもらっては困ると、「ポートーコン」にお沢山の供えをし、そのお供物で霊や無縁仏様の供養をします。お祭りの初日が終わると紙の「ポートーコン」は焼かれ、満腹になった精霊を引き連れてあちらの世界へ帰って行くそうです。

色鮮やかな飾り付けと何種類ものお供え物で中国祭りらしさを満喫できる

神様へのお供え物は亀だけでなく、フルーツ、お菓子、豚の丸焼きやローストダック、シーフード、豚や鶏肉の色々な部位を使って動物に似せたちょっと不思議なお供えものなどもあります。正直びっくりしましたが、一見の価値ありです! お寺の周りには亀のお菓子を売る露店が並び、夜にはさらに中国ランタンに光が灯った沢山の屋台が軒を連ね、エキゾチックなお祭り気分が味わえます。お参りの際には亀を買ってお供えしてみては如何ですか? 

まだ間に合う!2015年お祭り日程詳細

全てのお祭りはプーケットタウンで開催されます。2015年のスケジュールですが、ポートーコン寺(Bang Neow)は9月1日〜12日で開催。その他の地域やお寺は、Thai Huam Musium8月26日と9月2日、メトロポールホテル前ジョースコン寺8月28日、ジョーオン寺(Thalad Nua)8月29日、生鮮市場(Ranong Road)8月30・31日、ポートーアオケエ(Takuapa Road)9月3日でした。移動祝祭日なので、2016年は日付がズレるので、近くなったらご確認下さい。どこのお祭りもセレモニーは午前中なので、時間があれば覗いてみるのもいいですね。それ以降も自由に参拝ができます。