プーケット島は、海だけでなく山もあった

プーケット島は、今や日本人には憧れのビーチリゾートのひとつになっています。とくに日本の秋から春にかけては、プーケットは乾季に入るため、晴天率が高くなり、その分、海も美しく見えるようになって、ハイシーズンとなります。しかし実際にプーケットに行かれたら、島が思いのほか大きいことに驚かれるはずです。南北約50キロ、東西は太いところで約21キロにも達するのです。この広さは日本では淡路島、アジアではシンガポールに匹敵する広さだそうです。ここまで広いと、ひと言にプーケットと言っても、どこに泊まるかで、ずいぶん違ってくるのです。空港は北部に位置しています。ここからもっとも大きなパトンビーチまでは約36キロ、1時間もかかります。その間、山間の道も通ります。プーケットって、海だけでなく山もあったのだなあと思えるような景色です。少しプーケットのイメージが変わります。

タイの有名リゾート、プーケット島。そのおすすめビーチ(その1)ナイヤンビーチ タイの有名リゾート、プーケット島。そのおすすめビーチ(その1)ナイヤンビーチ

プーケットの7割は山

プーケットの面積の約7割は山だそうです。残りが平地やビーチです。つまり結構険しい地形なのですね。タイの地方はどこでもそうですが、ここプーケットでも、地域の公共交通がきわめて貧弱で、10カ所以上もあるビーチを行き来するのは、レンタカーでも使わなければ大変です。トゥクトゥクやタクシーを使えば割高となり、またタクシーなど台数が少ないので、簡単には移動しにくいのです。路線バスや、トラックの荷台を座席に改造したソンテウが、島民や旅行者の足として使われていますが(格安)、これも中心となるプーケットタウンと各ビーチを放射線状につなぐだけです。ビーチ間の移動がかなり厄介なのですね。ですから、どうしても1カ所のビーチに滞在し、お土産などを買いにプーケットタウンに足を延ばすという行動パターンになってしまいます。まずは空港に最も近い、ナイヤンビーチをご紹介しましょう。空港から車で15分です。

地元民の憩いの場ナイヤンビーチ

ナイヤンビーチはスリナット国立公園内にあるために、緑が豊かで実に田舎の風情です。ただしホテル、レストラン、カフェ、マッサージ店、商店など必要最低限のものはそろっています。しかもあまり値段が高くはありません。白砂のビーチは美しく、遠浅の海では、シュノーケリングが楽しめます。そして何よりこのビーチが面白いのは、頭上を飛ぶ、色とりどりにデザインされた各社の航空機が間近に見えることです。うるさいのではと思われるかもしれませんが、それも一瞬のこと。欧米人がちらほらいますが、決して多くなく、ビーチのパラソルもまばらです。週末には地元のタイ人たちがやってきます。誰もがまったり自然を楽しむのです。交通は各ホテルの送迎バスを使って、いったん空港まで行き、そこから路線バスなどを利用するのが便利です。ここには静かで自然豊かな、昔ながらのプーケットライフがあるのです(その2へと続く)。