日本は夏休み。しかし世界は?

つい見過ごしがちですが、日本が夏だから同時期も世界中が暑いと思っていませんか? 地球は広く、今こうしている間も、春夏秋冬すべてがどこかの国であり、朝もあれば夜もあり、一年中夏の国もあれば一年中冬の国もあるのです。「夏休みシーズン到来!」の広告に誘われて行ったら、「行った先は寒かった」という失敗はありませんか? 今回は、「旅の季節」について考えてみたいと思います。

同時期の日本と同じ服装で行ける国は

日本を基準にして考えてみると、「夏」といえば7〜9月ごろですよね。Tシャツ一枚でも過ごせて、歩けば汗が出て、海にも入れる、そんなイメージで考えてみましょう。だいたい日本と季節が同じぐらいと考えて旅行ができるのが、北半球の温帯地帯にある国々です。アメリカや北アジア、ヨーロッパは本当は広いですが、まあ日本の夏休みには向こうも夏、ぐらいで考えていいでしょう。ただ、ヨーロッパは北へ行けば行くほど、夏の終わりが早いです。北欧では8月中旬には、もう秋の気配が感じられます。その代わり日本と違って梅雨がないので、6月はもう“夏”の雰囲気たっぶりです。

「一年中夏休み」気分で行ったが「梅雨」のことも

一年中、夏のイメージがある東南アジアやインドはどうでしょう。これもざっくりですが、東南アジアは基本的には年間を通じて気温は夏ですが、雨季と乾季があり、知らないで行くと「常夏のビーチに誘われて行ったが、毎日雨だった」ということになりかねません。7〜8月は雨季のタイでも「プーケットは風が強く波も荒くなるが、半島の反対側のサムイ島は晴れの日が多い実はいいシーズン」と明暗が分かれます。「一方、バリ島は乾季の真っ最中で晴れが多い」とベストシーズンになります。このようにアジアのビーチといっても、同じ季節でも場所によってかなり天気が違います。インドも日本の夏休みに当たる7〜8月は雨季真っ最中で、あまりいい季節とは言えないでしょう。

逆手を取って、夏休みはスキーやスノボというのもあり

逆に、南半球は季節が逆になり、7〜8月は真冬になるので、場所によっては防寒具が必要になります。オーストラリアやニュージーランドといったオセアニアや、南米ですね。ただ、これらの地域も広いので、日本の冬並みに寒いところもあれば、せいぜい“秋”程度のところもあります。意外性を求めるなら、日本の夏休みに「スキーやスノボを楽しむ」というのはどうでしょう。オーストラリアのペリシャー・ブルー・スキー場は、7〜9月にスキーが楽しめます。キャンベラから車で3時間ほど。シドニーからは6時間かかりますが、金曜夜発、土曜帰着というバスツアーも出ています。