極私的世界一美しい海、カリブ海

カリブ海屈指のリゾート、カンクン。飛行機がカンクンの空港に向けて降下していくときに窓から見えた海の青さを、どう表現したらいいでしょう。これまでに訪れたアジアのビーチや、エジプトの紅海、地中海、アドリア海など、どこも本当にきれいでした。でも、カリブ海の、深い藍色からエメラルドブルーまでのグラデーションの息を呑むような美しさには、ちょっと負けてしまうような気がします。今のところ、カリブ海は私の中では「美しい海」部門の暫定世界一に位置づけられています。

ひとりで泊まるとスタッフに心配されます。カリブのリゾートはカップルで行こう!! ひとりで泊まるとスタッフに心配されます。カリブのリゾートはカップルで行こう!!

いざ、オールインクルーシブのリゾートホテルへ!!

そんな一大リゾート地にひとりで降り立った私は、海沿いのリゾートホテルエリアではなく、ダウンタウンの安宿のドミトリーに滞在していました。しかし、せっかくカンクンに行くのだからと、出発前に、オールインクルーシブ(宿泊料金に、食事を含めホテル内でかかるあらゆる料金が含まれている料金システム)のリゾートホテルを一泊だけ予約していたのです。楽しみにしていた当日、おしゃれして一泊分の荷物だけを持って、意気揚々とリゾートホテルに向かいました。ところが、カンクンのリゾートは「おひとり様」にはなかなかキビシイ世界だったのです。

「なぜここに一人できたのですか?」

ホテルに着いてフロントに向かうと、スタッフがみんな訝しげな顔をしています。私が笑顔で「なあに?」という顔をすると「どうしてここにひとりで来たんだい」と直球の質問が飛んできました。「長い休暇を一緒に取れる友人がいなかったから、ひとりで来たのです」とスペイン語で答えると、「おお、君はスペイン語ができるのか」と一気に場が和みましたが、日本人の妙齢の(笑)女性がひとり、カンクンのリゾートホテルに手堤げカバンひとつで、しかもタクシーではなく歩いて(ダウンタウンからローカルバスで行ったので)ホテルにやってきたので、かなり怪しかったのでしょうね。

やっぱりカップルで行きたいカリブのリゾート

怪しいひとり旅の日本人女は、あっという間にホテル中のスタッフの知るところになったらしく、レストランでもプールサイドでも、どこに行ってもスタッフが話しかけてきて、なかなか放っておいてくれません。「何かあったら」と心配されていたのでしょうか。でも、人懐こいメキシコ人たちとのお喋りはとても楽しかったですし、目に沁みるように美しいカリブ海のビーチとリゾートホテルでの滞在を、十分に満喫できました。次回は是非カップルで訪れて、スタッフに余計な気を遣わせないようにしたいものです。あるいは「おひとり様」の似合う有閑マダムになるのもいいかもしれません。