- 鈴木幸子
- 旅行ジャーナリスト&エディター。出版社勤務、地球の歩き方編集等を経て独立後、海外の旅を中心に執筆。海外60か国以上を頻繁に取材し、幅広いメディア(旅行誌、婦人誌、朝日新聞社&時事通信社、WEB媒体)等で一期一会のハッピーな旅行記事を発信中。(有)らきカンパニー主催。「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒です。
出発エリアをに変更しました。
メキシコ、ユカタン半島にあるチチェンイッツァ遺跡
夏を迎え、そろそろ秋の連休と有休休暇を合わせて、海外の旅をプランしている方もいらっしゃるでしょう。個人旅行でバリバリ観光派という方におすすめしたいのが、現地で申し込む日帰りツアー、または半日ツアーに参加することです。小さい街で自分で徒歩や公共交通機関を使ってアクセスできる観光地なら問題ありませんが、自力でいくと余計時間とコストがかかってしまう世界遺産スポットなどもあります。そんな時は、現地発着のツアーを利用すると便利です。これらのツアーは、各旅行会社のHPなどから簡単に申し込めます。日本語ガイドや英語ガイドが案内するツアーなどがありますが、一般的に日本人ガイド、または日本語ガイド(日本語を話すガイド)がつくツアーのほうが料金は割高です。英語のヒアリングに自信がない人もいらっしゃるでしょう。また、内容的に英語ガイドでも問題ないツアーもありますから、状況に応じて選びましょう。
チチェンイッツァのツアー途中、セノーテ(泉)で泳ぐこともできました。
2016年1月、はじめてのメキシコの旅へ出掛けました。ユカタン半島のカンクンとメリダの旅でハズせない観光スポットといえば、マヤ文明のチチェンイッツァ遺跡とウシュマル遺跡。世界遺産でもあり考古学の興味もあったので、チチェンイッツァ遺跡へは日本人ガイドが案内するランチ付き1日ツアーに参加してみました。カンクンは人気のリゾート地ということもあって、日本人の参加者も多く10人ほどはいました。遺跡に関しての詳細な説明にも満足し、大農場のお屋敷ハシエンダでのランチも堪能して夕方にはホテルへ。もうひとつのメリダからのウシュマル遺跡の方は日本語ガイドが見つからず、英語でのガイド案内だったのですが、こちらも大満足。夜の遺跡のライトアップツアーも含まれていました。日本人が多く訪れる観光地には日本語ガイドがいますので、細かい歴史の説明を聞きたいなら日本語ガイドがおすすめです。
ウィスラーでのスキー、途中の風景
スキー好きにとって、カナダのウィスラーといえば一度は滑ってみたい憧れの地ですね。バンクーバーへの航空券&ホテル付ツアーを申し込んだ後、現地発の日帰りウィスラーツアーも予約しました。連れの友人はスキーはしないというので、別のウォーキングツアーを選択。自由時間には山頂で友人と一緒に過ごすこともできました。ふかふかのパウダースノー、ゲレンデやスキーコースの豊富さはさすが世界のウィスラー。帰りは有名なカナダのドーナツカフェ、ティム・ホートンズ(Tim Hortons)のある休憩所に立ち寄り、人気のドーナツもいただけて充実の日帰りツアーでした。
ベトナムのホーチミンシティからは、ベトナム戦争時代に使われていた地下のクチトンネルやメコンデルタのミトーツアー、またタイのチェンマイ発の象に乗って川を下るツアー、ハワイではビショップミュージアムで歴史を学ぶもの、オアフ島の原生林を歩くネーチャーウォークツアー、サンセットクルーズなど、実にさまざまなツアーに参加してみました。現地に住む日本人ガイドから誰も知らない地元情報や、その国に対する想いを聞いたりするのは楽しいものです。また英語でのツアーに参加すると、世界の人たちと触れ合うことができて、国民性の違いを感じたりもできます。いずれにせよ、現地発ツアーに参加すると、友人もできるし行動範囲がぐんと広がりますよ。今はネットでクチコミも見られますから、行き先が決まったら現地発ツアーをぜひチェックしてみましょう。
※ハワイ(アメリカ)など国によってはガイドにチップが必要なこともありますので、事前に確認してください。
※この記事の情報は2019年5月現在のものです。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/07/10)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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