- 杉江真理子
- 東京在住。学生時代に添乗員として働き、それから旅行業界一筋、約20年。プラハ、ウィーン、東京での旅行会社勤務後、かぐやライゼビューロー設立。インバウンド、アウトバウンドの旅行業務のほか、旅行会社向けの記事も書いています。ドイツ語圏および中欧が得意です。役立つ情報を発信しますから、どうぞよろしく!
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ハバナのインターネット事情はどうなっているの?
これだけスマートフォンやタブレットが身近になると、旅先でもインターネットに繋ぎたいですね。もちろん私もそのひとり。今回は、キューバのハバナで私が実際にインターネットに繋いだ経験をお話しましょう。まず、便利な海外用のレンタルwifiルーターは、私が調べた限り、キューバに対応している会社はありませんでした。他の中南米の国の取扱いはあるのですが。私はいつも小型のラップトップを持って旅行していて、現地で撮った写真を友人に送ったりしています。私が宿泊するホテルには、ビジネスセンターがあることはわかっていたので、インターネットについては、ここで聞けばよいとキューバに飛びました。
いざハバナのホテルのロビーでラップトップを立ち上げるとwifi電波が飛んでいます。パスワードを要求されたので、レセプションの女性に尋ねました。ヨーロッパなどのホテルでは、宿泊客にだけパスワードを教えてくれることが多いのでその感覚でした。ところが、彼女は引き出しからカードを出しカードを買わなくてはインターネットに繋げることはできない、1時間につき4.5兌換ペソかかると教えてくれたのでした。インターネットは高いのよ、とため息交じり。カードは、ETECSAという電話会社のもの。スクラッチ方式になっていて、ここを削るとパスワードがでてくるという仕組みでした。ネット環境があるホテルのほとんどが、このシステムを導入しているそうです。
途中でログアウトすれば、残りの時間も使えるとレセプションの女性にきいたものの、私の持ち時間はたった1時間です。ネットサーフィンなどしていたら、あっという間。送らなくてはいけないメールなどは、あらかじめ作成しておき送信するだけにするなど、まとめて用事を済ますようにしました。また、ETECSAのセキュリティの問題なのか、ブラウザによっては認識しませんでした。ちなみに、インターネットエクスプローラーは大丈夫でしたが、出発前に複数のブラウザを入れておいたほうがいいでしょう。途中でログアウトして、再度繋いでみましたが、ちゃんと繋がりました。wifiスポットは各ホテルのほか、旧市街にもあります。町中でETECSAのカードを売っている店はいつも行列ですから、ネットに繋ぐ用事がある方は買えるところで少し余分に買っておいたほうがいいですよ。また、ホテルによっては料金を上乗せすることもあるようです。ハバナでのインターネットのご利用は計画的に!
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/03/30)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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