ハバナ旧市街の中心にある青空古書市

キューバの首都ハバナの旧市街は、スペイン統治時代のコロニアルな街並みが世界遺産に登録されている歴史ある町です。旧市街の中心オビスポ通りは、レストランやバー、土産物屋が軒を連ね、常にツーリストや地元の人たちでにぎわっています。私はハバナに着いたらまずこの通りにある両替所で両替を済ませ、あとは特に当てもなくそぞろ歩きを楽しみます。そしてオビスポ通りの突き当たりまで来て、アルマス広場で開かれている青空古書市を見ると、『ああ、またハバナにやってきたんだなあ』としみじみと思うのです。

珍しい本が並ぶハバナ旧市街の青空古書市 珍しい本が並ぶハバナ旧市街の青空古書市

読書好きなキューバの人々

革命後のキューバ政府は「他国に翻弄されたのは自国に教育が足りなかったため」と考え、教育を無償化しました。そのため現在の識字率は100%に近く、人々は実によく本を読みます。経済制裁の影響で物資の乏しいキューバでは、本も貴重なもの。古くなった本も粗末に扱われることなく大切に読み継がれます。この古書市は、紙が変色した何十年も前の古い本から最近出版されたまだ比較的新しいものまで、様々な時代の書物が集められ、目的の本や珍しいお宝本を探す人たちでいつもにぎわっています。

キューバ革命関連の珍しい本がいっぱい

アルマス広場の青空古書市は、いつ行っても変わらないハバナの風景のひとつ。広場を囲むように可動式の本棚が置かれ、チェ・ゲバラをはじめキューバ革命で活躍した英雄たちについて書かれた古本がずらりと並ぶさまは壮観です。ここで、日本ではまず手に入らないキューバの本をお土産にしてはいかがでしょう。キューバ革命の歴史に関する写真集は、スペイン語がわからなくても、眺めているだけでも興味深いものです。私は、革命の重要な局面がカードになって貼りつけられている、キューバ革命についてのなかなか凝ったコミック本を買いました。時々眺めてはキューバを思い出します。

洗練されたデザインのポスターもおすすめ

この古書市では、古本の他にもポスターやピンバッジ、古い切手やコインなども売られています。キューバ映画や革命のプロパガンダ、チェ・ゲバラのポスターは、色彩豊かで優れたデザインのものが多く、お土産に超おすすめ。厚紙で作ったお手製のケースに入れてくれるので、傷めずに持ち帰れます。同じ本やポスターでも状態や値段がお店によって違うので、公園をぐるっと1周しながら見比べてみてください。お店の人がおすすめの本を教えてくれることもあります。本好きな人にはたまらないハバナの古書市でお気に入りの1冊が見つかりますように!!