ハバナの移動には安くて便利な観光路線バス

キューバの首都ハバナは、世界遺産の旧市街ハバナ・ビエハ地区以外にも、新市街ベダード地区や革命広場など、見どころが広い範囲に点在しています。公共の交通機関である路線バスはルートが複雑で、混んでいるときはスリが多く、移動する手段としてはあまりお勧めできません。ビンテージカーの乗り合いタクシーはルートが決まっていて、これも旅行者にはハードルが高い。そうなると利用できるのはタクシーということになります。ところが、タクシーの料金は交渉制でお値段も高めです。そこでお勧めなのが、観光路線バス「ハバナ・バスツアー」です。

ハバナの見どころのひとつ、革命広場のチェ・ゲバラ ハバナの見どころのひとつ、革命広場のチェ・ゲバラ

2015年は2つのルートが運行されています

観光路線バス「ハバナ・バスツアー」は、キューバの観光情報サイトには3つのルートがあると書いてありますが、2015年7月の時点では、ふたつのルートが運行されていました。それぞれ一日乗り放題です(乗車券はルートごとに買います。互換性はありません)。始発はハバナ・ビエハにあるパルケ・セントラル(中央公園)の、ホテル・イングラテーラの向かいですが、途中の停留所からの乗車も可能です。最初に乗車する時に1階にいる車掌からチケットを購入します。ここでちゃんとチケットをもらい(言わないと何もくれない車掌もいました)、チケットをなくさないようにしましょう。

おすすめは「ルートT1」の2階建てバス

ふたつの路線のうち、利用価値が高いのは、“ルート T1”でしょう。赤い車体の2階建てバスで、パルケ・セントラルを出ると、バスは海沿いの道マレコンを走って革命広場を通り、ベダード地区まで、主に歴史的な観光スポットを1時間ぐらいかけて走ります。料金は5CUC(約600円)。細かいルートはころころ変わるので、ハバナに着いてから確認してください。走行中は車掌が英語とスペイン語でガイドをしてくれますが、人によっては言語の境い目がわかりにくく、かなり注意していないと聞き逃してしまうこともあります。

強い日差しと障害物に注意!!

席は自由席で、雨が降らない限りほとんどの人は2階席に座ります。2階席からの眺めは視点が高くなって展望がよく、普段見るのとは違う風景が楽しめます。2階席では、走っている間は絶対に立ち上がらないようにしましょう。ハバナの道は、街路樹の剪定がいいかげんだったり、電線がたわんでいたりと危険なところもあります。うっかり立ち上がってたわんだ電線が目に当たり、病院に行くことになった人もいます。怖いですね。また、日中は日差しがとにかく強いので、ショートパンツ、ミニスカート等は避けた方がいいでしょう。帽子、長袖またはショール、飲料水は必携です。辛くなったら1階に避難してください。(途中下車観光編に続く)