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インド・チェンナイ(インド)・エアライン・空港の現地ガイド記事
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海外現地発ガイド通信

日系航空会社が相次いで就航の南インドへ


ANAはチェンナイへ、日本航空はベンガルールへ

日本航空もベンガルールへ直行便を運航 日本航空もベンガルールへ直行便を運航

日系大手航空会社が南インドへ相次いで就航した。2019年10月からANAがチェンナイへ週3便(機材はB787-8)、さらに日本航空もベンガルール(旧バンガロール)就航を予定している。日本航空はデリーへ、ANAはムンバイへすでに就航していて、これらはインドの首都と経済の中心都市であった。
 では南インドの位置付けはというと、チェンナイ、ベンガルール、さらにハイデラバードなども含めて、近年IT産業で発展している都市で、日本と南インドはビジネス渡航需要が増加していたのである。
 しかし、直行便就航で観光需要も期待されている。インドは日本の9倍の面積があり、その地方によって風土風習はかなり異なる。デリーなどの北インドと南インドでは、異なる国といっていいほどに気候や食生活なども違う。日系航空会社の直行便就航で近くなった南インドにスポットを当ててみたい。

インドは旅がしやすくなっている

行きやすくなったインド、こんな喧騒が待っている 行きやすくなったインド、こんな喧騒が待っている

日本とインドの間に直行便を飛ばすのは、日本とインドの航空会社計3社。日本航空がデリーとベンガルールへ、ANAがデリー、ムンバイ、チェンナイへ、そしてエア・インディアがデリー経由ムンバイ行きを運航している。このほかにも国際空港は多くあり、バンコクなどで乗り継ぐことで、コルカタ、ジャイプル、ハイデラバード、コーチなどへ直接入ることもできる。
 国内移動は、かつては鉄道で1泊2日、ないし2泊3日かけて移動するというのがスタンダードであった。しかし、現在はインディゴ、ビスタラ、ゴーエアと国内LCCの3社が競って運航するほか、マレーシアのエアアジアもインド国内線に参入、エアアジア・インディアとして運航しているので、便数も多く、航空券入手は容易になっている。その結果、老舗の国営エア・インディアは競争力が低下、現在民営化を計画中である。ただし、インドの庶民とともに陸路を旅したければ鉄道移動がおすすめである。
 また、日本人はインドを旅しやすくなっている。現在は到着ビザの制度があり、到着空港(日本からの直行便がある4空港など、主要空港に限られる)で簡単にビザが取得できるようになっているからである。

広大な国土のインドは地方によって文化が多彩

チェンナイのビーチでは服を着たまま海へ チェンナイのビーチでは服を着たまま海へ

インドは北部と南部では文化や風習がかなり異なる。北部の冬はけっこう寒くもなるが、南部は1年中暑く、夏季は酷暑となる。インドの人々といえば頭にターバンを巻いているイメージを思い浮かべる方も多いかと思うが、これはシーク教徒の人達で、南部にはほとんどいない。
一般に南部のほうが貧しく、中東やシンガポールなどへ出稼ぎをする人が多かったが、そのような背景からIT産業が発達したという経緯があり、そういう意味では北部は保守的ともいえる。インド全土で食されているカレーも味が異なり、南部のカレーはとにかく辛いのが特徴だ。
 同じ南部の都市でもチェンナイはベンガル湾に面していて蒸し暑いが、ベンガルールは標高約900メートルの高地にあるため、乾燥していてからっとした暑さで、朝晩はエアコン不要である。
 女性の服装も異なり、チェンナイはインド伝統のサリー姿の女性がほとんどなのに対し、ベンガルールは現代的な服装の女性がほとんどなのには驚いてしまった。

貧富の差にカルチャーショック

庶民の街ではこんなカレーも200円以下 庶民の街ではこんなカレーも200円以下

インドを旅して感じるのは、貧富の差の激しさである。同じ街でも新市街のレストランで食事をすると日本と変わらない価格なのに対し、下町の食堂では日本円で200円以上のメニューが姿を消す。そもそも新市街には庶民は歩いていなかったりする。
 ベンガルールの観光名所である宮殿の入場料はインド人25ルピーに対し、お金持ちの象徴である外国人は300ルピーと10倍以上の値段である。
 鉄道運賃も、同じ列車でもっとも高い1等エアコン付き寝台と、もっとも安い2等座席車では5倍以上の運賃差がある。日本ではグリーン車でも運賃は2倍にもならないのでかなりの差がある。もっとも、エアコン付き1等は食事付き、2等座席は身動きできないほどの混雑なうえ、扇風機すら壊れていて動いていなかったりするが。ちなみに車両の窓には鉄格子があり、これは先を争って窓から乗らないようにするためなのだそうだ。
 いっぽうで、主要駅には外国人窓口があり、エアコン座席などが外国人枠として優先予約できる。
 好みにもよると思うが、インドを快適に旅行するためには、貧富のどこに合わせるかが重要になる。庶民とともに旅をするのには体力も必要であることを覚悟しておこう。

牛は横に避ける

チェンナイには近郊鉄道があり、庶民と一緒に電車旅 チェンナイには近郊鉄道があり、庶民と一緒に電車旅

チェンナイには、イギリス支配下だった時代の面影が強く残る。イギリス様式の建築物の前を多くの3輪タクシーが行きかうというのがインドを象徴する光景である。ヒンズー教寺院は入口で靴を脱いで入る。入口には入場者が脱いだ靴が散乱しているが、外国人が来ると、預かり所に預けるよう促され、預かり料と入場料が同額というのに苦笑してしまう。
 寺院など、観光施設へ行かなくても、外国人にとって街自体が観光施設ともいえ、繁華街を悠々と牛が歩いていて、「牛は横に避けるように」というのがインド街歩きの基本なのだそうだ。
 チェンナイには地下鉄の他に近郊鉄道があり、頻繁に運行しているので簡単に郊外へ行くことができる。1日券を買ってしまうのが便利で、料金は70ルピー約110円と格安である。ドアを開け放して走る電車は、外国人からすると危険にも思えるが、慣れてしまえば風が心地良く、通学生なども乗ってくるのでインドの素顔を体験するには最適であった。

※1ルピー=約1.54円。2020年2月時点。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/03/31)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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