バナナの葉がお皿代わり

椰子の葉が生い茂り、バナナがたわわに実る常夏の南インド。一般的に言われる「悠久のインド」といったイメージが似合う北インドとは、一味違う気候や食文化を持っています。特にベジタリアン料理が多く、街中の食堂も多くが菜食のベジタリアン用と、肉食もするノンベジタリアン用とに分かれています。最近は日本でも健康や自身の信条から菜食を貫く人も増えていますが、そういった人々からも特に注目を集めているのが、菜食が中心の南インドのカレー定食「ミールス」です。バナナの葉をお皿代わりに使い、様々なカレーを味わうことができるのです。

おかわり無料の南インドのカレー定食「ミールス」! おかわり無料の南インドのカレー定食「ミールス」!

日本でイメージするカレーとはひと味違う

この「ミールス」、高級ホテルのレストランから街中の食堂に至るまであらゆる場所で食べることが出来ます。席に着くとバナナの葉がテーブルに置かれるので、用意されたコップの水を葉っぱの表面に撒き、さっと手で洗います。そうすると、ご飯、タマリンドと豆を中心とした「サンバル」というカレー、野菜の香味炒めの「ポリヤール」、胡椒を使ったスープカレーの「ラッサム」、ピクルスやスイーツに至るまで様々な「おかず」が次々と盛られていきます。どれも日本で私達がイメージする茶色くてとろみのついたカレーとは違います。南インドは米食文化なので、カレーも手で食べる際にご飯に混ぜやすい汁気の多いカレーが主流なのです。

おかわり無料なのが嬉しい

食いしん坊にとって嬉しいのは、基本的にこの「ミールス」はおかずもご飯もおかわり無料であるということです。気に入ったおかずがあれば、それを何度おかわりしてもよいのですから嬉しいですね。給仕も食いしん坊な外国人にはサービスしてやろう!とおかずの入った器を持って待ち構えているので、彼らの期待にも応えたいものです。最近は物価も上がってきたので、ご飯のおかわりが無料の「アンリミテッド・ミールス」よりも、ご飯は一皿分のみの「リミテッド・ミールス」が増えてきましたので、食べる前に確認するとよいでしょう。ちなみに「リミテッド・ミールス」でも女性には十分な量です。

肉もあるノンベジ・ミールス

菜食だけでなくやはり肉も食べたいという人にはノンベジ・ミールスもあります。スパイシーな料理で有名なチッティナードゥ料理のレストランに行けば、チキン・マトン・魚にカニなども食べられます。肉が高価なので、こういった店ではさすがにおかずはおかわり無料ではありませんが、バラエティ豊かな肉料理が食べられるので、動物性たんぱく質を欠かさず摂りたい人は是非とも挑戦してみてください。