南インドのオールラウンド・フード!

南インドを旅している時によく目にする食べ物がドーサー。米とウラドダールと呼ばれる豆を水に浸してからグラインダーでペースト状にし、しばらくねかせて発酵させます。膨らんだ生地を鉄板で薄く焼いたら出来上がり。主に軽めの食事として朝食や夜食など時間を問わず食べられています。見た感じではクレープやロシアの「ブリヌィ」を思い出す人もいるかも知れませんが、甘くはありません。

ドーサーはどのようにして食べる?

ドーサーは都市では丸いステンレスのお盆、田舎ではバナナの葉っぱに載せられて出されます。サンバルと呼ばれるタマリンドをベースにしたスープカレーやチャトニーと呼ばれるソースをかけて手で食べるのがインド流。チャトニーには、ココナッツをベースにした白いもの、ミント・コリアンダーを使った緑色のもの、トマトをベースにした赤いものなど色とりどり。サンバルもチャトニーもおかわり自由です。

バリエーション豊かなドーサー!

このドーサー、実に様々なバリエーションがあります。ドーサーの生地を焼いただけの「プレーン・ドーサー」、ジャガイモや玉ねぎの香味炒めを包み込んだ「マサラドーサー」は野菜も摂れるので旅行者にも人気です。薄くパリパリに焼き上げた「ペーパードーサ(ペーパーロースト)」は大きなステンレスの皿の上にくるりと巻いた状態で出され、視覚的にも楽しめます。生地にセモリナ粉を使い、発酵させずに焼き上げたものは「ラヴァ・ドーサー」。腹持ちもよく生地に粒胡椒がたっぷりと入っていることもあります。菜食主義者の多い南インドですが、店によってはひき肉を具に包み込んだ「キーマ・ドーサー」もありますよ!

変わり種ドーサーにもチャレンジしよう!!

筆者は日本で友人と一緒に「プルコギ・ドーサー」を作ったことがありますが、甘めに仕上げたプルコギと酸味のあるドーサー生地との相性はとてもよく、美味しく仕上がりました。ドーサーは基本的には生地を焼いただけのシンプルな料理なだけに、色々なバリエーションが可能なのだと思います。インドでも先に述べたもの以外にも変わり種として、麺を具にした「ヌードル・ドーサー」や「アイスクリーム・ドーサー」を出すところもあるので、興味のある人は是非チャレンジしてみてください!日本で自分だけのオリジナル・ドーサーを作ってみるのもおもしろいと思います!