インドの飲み物と言えばやはりチャイ?

インドで日常的に飲まれている飲み物と聞いて多くの人がすぐさま思いつくのが、砂糖をたっぷり入れたミルクティーの「チャイ」でしょう。路上で灯油コンロと鍋だけでシンプルに営業している青空チャイ屋から高級ホテルに至るまで、様々な場所でチャイは飲むことができます。「チャイを飲まずにインドを旅することはできない」とも言われるほど、インドを代表する飲み物と思われていますが、実はこれは北インドでの話。赤道に近い南インドで、より一般的に飲まれているのはコーヒーなのです。

紅茶だけではない!インドのコーヒー事情 その1 紅茶だけではない!インドのコーヒー事情 その1

コーヒー生産量はトップ10常連のインド

インドはコーヒー豆の生産量では、常に世界トップ10にランクインしています。その生産の大部分を担うのが南インドのカルナータカ州やタミルナードゥ州。南インドの街中にはコーヒー豆を売る店がいくつもあり、店に近づいだけで、コーヒー豆を焙煎する豊潤な香りが漂ってきます。家庭でも一日一杯は必ず飲まれているので、旅行中にインドの人の自宅に招かれて、コーヒーでのもてなしを受けるということも多々あると思います。そういう意味では、一度もコーヒーを飲まずに南インドを旅することはないかもしれず、まさに北インドのチャイに相当する飲み物といえるでしょう。

南インドはミルクコーヒー!

挽いたコーヒー豆をドリップした抽出液を、チャイ同様に砂糖をたっぷり入れてミルクと混ぜ合わせて飲むのが南インドスタイル。ステンレスのグラスと深いソーサーの二つの容器を使って交互にコーヒーを移し変えます。こうすると砂糖もよく混ざり、熱いミルクも冷めてちょうど飲みやすい温度になるのです。また何度も移し変える際に出来た泡は、適温になったコーヒーが冷めないようにもしてくれます。ちなみに南インドでは、コーヒーと言えばこのミルクコーヒー。ブラックコーヒーは、最近増えつつあるカフェや高級ホテルでしか飲むことができません。

街中のコーヒースタンドは旅人にとってのオアシス

大都市はもちろんのこと、小さな町でも必ずコーヒーを出すコーヒースタンドがあります。ハーフサイズ(約100ml)が15円ほど、フルサイズ(約150ml)が20円ほどの値段です。そういったコーヒースタンドには、小腹を満たすスナックなどもあるので、旅行中、歩きつかれた時には絶好の休憩場所となるでしょう。