カレー好きでも毎日はつらい

いくら“カレー大好き”という、インド料理大好きグルメでも、インドに来て毎日毎日カレーばかり食べていては嫌になります。実はインド料理といっても幅広いのですが、メニューを良く知らないと、毎回チキンカレーやマトンカレー、あるいはタンドゥーリチキンなどを食べ、胃がぐったりしてくるものです。かくいう私も、初めてインドに行ったときは、一週間もしないうちにカレーに負けていました。

インドでカレーに疲れたグルメに優しい、南インドの朝食メニュー インドでカレーに疲れたグルメに優しい、南インドの朝食メニュー

基本的には具は1種類というのがインドのカレー

日本のカレーとインドのカレー料理の大きな違いは、“具の種類”です。たとえば日本でカレーを作った場合、メインの肉以外にジャガイモやタマネギなど野菜も入りますよね。しかしインドでは、ふつうはチキンカレーなら具はチキンだけ、ほうれん草のカレーならほうれん草だけです。あまりいろいろな具を混ぜません。だから、肉カレーばかり頼んでいると、あっという間に野菜不足になります。おいしいですが、さすがに毎回では飽きてしまいます。

高い料理はスパイスも多くお腹にヘビー!?

次にスパイスによる味付けの問題です。ツアーで寄るような“いい店”は、高いだけあってスパイスを豊富に使った、こってりとしたカレーが出てきます。しかし、「おいしい!」と思うのは最初のうち。日本でも毎日、ステーキや濃厚な味付けの料理ばかり食べていたら、だんだん「昼食はパンでいいや」「ソバぐらいで軽くすませたい」と思うようになるものです。実際、インドの人は普段の生活では、そんなに高級店のような濃厚なカレーばかり食べている訳ではありません。私はインドで“いい店”の取材が続くと、次第に安食堂の定食が食べたくなります。タンドゥーリチキンやケバブなども、いいレストランではしっかり下味が付けられているので、だんだんヘビーになってきます。また日本ではポピュラーなナンはけっこうお腹に重く、インド人もそうしょっちゅう食べている訳ではありません。同じパンなら、チャパティーのほうが軽くておすすめですよ。

さっぱりとした料理を食べたい時には

さて、「軽いものが食べたい」という人におすすめなのが、南インド料理の軽食です。今では北インドでも南インド料理店はたくさんあるので、そこに飛び込んでみましょう。疲れた胃にも優しく食べられますよ。おすすめは「ドーサ」というパリパリした食感の薄いクレープのようなもので、これをサッパリしたココナッツソースにつけて食べます。「マサラドーサ」は中にジャガイモのカレーが入ったドーサで、これも辛くなくサッパリした味です。また、北インドでは「パラーター」というバターを塗った生地をパイ状にして焼いたパンがあり、私は食欲がないときはこれにバターを塗ってよく食べていますよ。ということで、インドで「South Indian Restaurant」の看板を見かけたら、ぜひトライしてみて下さい!