ピンチ!ノートPCが水浸しに!!

南インド、チェンナイに住んでいた頃、うっかりノートPCを水に濡らしてしまい、動かなくなってしまったことがありました。当時住んでいた部屋にはエアコンが無く、天井から吊り下げられたファンのみでの生活。一年で一番暑い時期でしたので、室温は常に30度オーバー!冷凍庫で凍らせた保冷剤をPC上に置き冷却しながら作業をしていたのですが、ふと机を離れ別のことをやっていた隙に保冷剤が溶けて水浸しになってしまったのです。

インドでノートPCを修理してみた インドでノートPCを修理してみた

修理せねば!でも、どこで?

調べてみるとメーカーのサービスセンターが市内にあるので、早速バイクに乗って行きました。該当住所の建物にはメーカーの看板がちゃんと出ている!だけど、何故かその前にはやたらと人がたむろしています。気にせずに中に入り、PCを見せるとマザーボードにまで水が浸入し、交換に一週間、費用も2万円かかるとのこと。困りました。実は筆者はその時、インド滞在の集大成としての小さな写真集を作成しており、締め切りまで10日を切っている状況でした。PCが無いと作業が進まないけど、今ここで修理に出すと間に合わなくなる可能性も高い。難しい選択を迫られましたが、ひとまず冷静になって仕切り直しをしようと外に出たところ、先ほどまでたむろしていた男たちが詰め寄ってきたのです。

メーカーのサービスのおこぼれを狙う人々!?

どうやら彼らは街のPC修理屋。メーカーのサービスセンターの前で待ち構え、修理代や日数的にメーカーが提供するサービスに満足できない人々をターゲットにしているのです。一人の青年をつかまえて、歩いて数分の雑居ビル3階にある店舗に行くと、内部は作業用の机や様々な部品がところ狭しと積まれ秋葉原のような雰囲気。PCを見せると、メーカー純正のマザーボードではないけれど交換に一日、費用は3分の1以下ですむとのこと。ためらうことなく修理をお願いし、翌日見事にノートPCは復活!しかも、修理費用は安かったにも関わらずマザーボードの性能が以前より高性能のモノになったため、動作もより速く快適。無事に写真集を完成させることができたのでした。

末端の修理業者がインド的ライフスタイルを支えている!

昔の日本もそうでしたがインドでは今なお、ノートPCだけでなくTV・冷蔵庫・洗濯機・扇風機などの家電から、草履・靴や傘に至るまで「壊れたら捨てる」というサイクルではなく、まず修理するというのが当たり前。家電にしても、まだまだメーカーのアフターサービスが行き届かない事が多い上に、そのサービスも庶民にとっては割高です。そういった庶民の「モノを修理して長く使う」というライフスタイルを支えているのが、インド中に星の数ほどあるこういった小さなお店なのです。