街で目にする手のひらを描いた看板は何?

インドの街を歩いていると、手のひらを描いた看板をよく目にしますが、これは手相占いの看板です。たいていは現地の言葉で書いてあるので旅行者には判別しにくいのですが、手のひらを描いた看板を見かけたら手相占いと思って間違いないでしょう。

インドの手相占いってどんなの? インドの手相占いってどんなの?

手相術発祥の地はインド!

そもそも手相術はインドで発祥したと言われています。通常、男性は右手、女性は左手で見てもらいます。現在のインドでは、プロではないけれども、ある程度手相を見ることができる人がいるほど一般にも浸透しています。筆者も南インドで楽器職人の工房で製作作業を取材していた時に、手相を見ることができるというおじさんに出会いました。彼は筆者の右手の手相を見て、「今は生活はボチボチだが、4年後には金持ちになる」と言いました。少しは期待していたのですが、あれから7年たった今もボチボチなのはきっと筆者の努力が足らないからなのでしょう(苦笑)ちなみに同じおじさんに妻も見てもらいましたが、妻が少食であることを見事に言い当てました。

インド占星術との深い関わりを持つ手相術

インドの手相術は人相学などと同様、インド占星術の重要な一部門とみなされています。そのため、手相だけを独立してみるというよりは、占星術の枠組みの中で手相も見るということが多いです。インドは現在でも非常に占星術が盛んで、人は惑星からの影響を大きく受けるとされており、生まれた時の星の位置をしるしたホロスコープを必ず持っています。現在でも結婚の際には相手との相性を調べたり、ビジネスにふさわしい時期を決定するために、ホロスコープを持参して占星術師のもとを訪れるのです。また、例えばホロスコープ上で、ある惑星が悪い影響を及ぼすと判断された時は、その惑星を支配する神々を祀ったお寺に参拝し、儀式をおこなったりもします。筆者の知人の古典音楽家も星のめぐりが悪い年には、日本の護摩の語源になったとも言われる「ホーマ」とよばれる献火儀礼を行っていました。

旅の記念に占ってもらうのもいい

手相術は英語で「Palmistry」。大都市には英語を話す手相師もいます。そういう人は手のひらを描いた看板に英語での表記もしているので、興味がある人は占ってもらうのも面白いでしょう。南インドでは、インコが口ばしでカードを引き、それにより占うということもありますよ!