マイラポールにあるシルディサイババ寺院

チェンナイにはいくつものサイババ寺院がありますが、今回ご紹介するのはマイラポール(Mylapore)地区にあるシルディサイババ寺院です。シルディサイババは生年不詳で1918年に没した聖人で、マハーラーシュトラ州のシルディーという村にいたので、シルディサイババと呼ばれています。サイババは聖なる父という意味です。日本ではサイババと言うと、カーリーヘアのサティヤサイババが有名で、皆さんほぼこちらのサイババを思い浮かべることかと思います。また、インドではサイババと言うとシルディサイババを指すことが多いのですが、サティヤサイババは、シルディサイババの生まれ変わりだと言われています。

マイラポールにあるシルディサイババ寺院外観 マイラポールにあるシルディサイババ寺院外観

現在の立派な寺院に至るまでの歴史

こちらの寺院は1941年にナラシンハスワミ氏によって建立されました。サイババ寺院はヒンドゥー教における身分制度であるカーストや宗教を超えて、シーク教徒、イスラム教徒、クリスチャンなどあらゆる人々が毎日参拝に訪れています。1941年に寺院が建立される前は、ナラシンハスワミ氏は現在の寺院のある場所で、タマリンドという果物の木の下にサイババの写真を掲げ、祈りを捧げていました。その後、マイラポールのある場所の小さな部屋にこのサイババの写真を置き、変わらず祈りを捧げていましたが、彼の友人パンナラル氏の援助により、現在の場所に寺院が建立された歴史があります。

興味深かった祈りの儀式の様子

正面のご本尊のサイババ像を通り越した奥の方に小さな部屋がありました。筆者が訪れたのは朝10時頃でしたが、ここでは、まさに儀式が始まるところでしたので、地元の人々に混ざって、着席してその様子を拝見させていただきました。まず、ゴールドカラーの大きなサイババ像全体に、祈りの真言と楽器の演奏と共に水がかけられ、その後は牛乳がかけられ、そしてスイーツが捧げられます。その後、像に残った水気をきれいにふき取り、サイババ像に洋服を着せます! 仕上げには花輪を首にかけて、お香を焚いて儀式は終了しました。なかなかこのタイプの儀式を目にすることはないので、とても興味深かったです。また、2階にはメディテーションルームがあり、私もしばしの間、地元の人々に混ざり瞑想させていただきました。あなたも是非シルディサイババ寺院、訪れてみてはいかがですか!