現在、インド各都市でメトロの建設が進められています!

急成長著しいインドでは、2010年代に入って各地に「メトロ」と呼ばれる「都市高速鉄道」が運行し始めています。以前から遅々として進まなかった計画が、ここに来て急ピッチで進められています。そしてそのメトロの多くに、日本の技術が関わっているんですよ。さて、今回紹介するメトロは、南インドの主要都市チェンナイのもの。2018年3月、数年ぶりにチェンナイを訪れた私は、以前にはなかったメトロが新鮮で、乗ってみるとこにしました。

チェンナイ国際空港の国内線ターミナル出発階。国際線ターミナルは少し離れており、徒歩10分 チェンナイ国際空港の国内線ターミナル出発階。国際線ターミナルは少し離れており、徒歩10分

チェンナイ市内にはどんな鉄道がすでにある?

チェンナイメトロの話の前に、まずはチェンナイの市内交通について軽く触れておきましょう。チェンナイのメインの鉄道駅は、インド各地からの長距離列車が到着するチェンナイ・セントラル駅です。町の北側にありますが、その西2kmほどには州内の一部の都市や近郊列車が発着するエグモア駅があります。ともに長距離や近郊線が発着する大きな駅ですね。それとは別に、町の東の海岸線から1kmほど内陸を走る「MRTS」と呼ばれる高架鉄道もあります。これはおもにチェンナイ市民の通勤・通学に使われており、観光客が行きそうな場所はあまり通っていないので(どこからも1kmほど歩く)、数日の滞在なら使うこともないかもしれません。ただし、近郊列車やMRTSの乗車運賃は5ルピー(約9円)ぐらいと格安なのが魅力です。

市内と空港、長距離バスターミナルを結ぶメトロ

外国人旅行者が立ち寄りそうな観光地、ホテル、レストラン、ショッピングモールなどは、だいたい鉄道駅やMRTS駅から離れており、外国人には利用しづらいと思います。また、インドの鉄道は人でいっぱい。そんな訳で、我々、日本人にとっては馴染み深い地下鉄「メトロ」が開通というのは、うれしいニュースでした。しかもその路線が市内中心部と空港、長距離バススタンドを結ぶというのです。今まで、タクシーやオートリクシャー(三輪タクシー)を使わなければ、行きにくかったので朗報です。それでは、チェンナイメトロの解説に行きましょう。

終点の少し手前までは完成しているのだが。。

チェンナイメトロは予定では2路線。市の南西17kmにある空港から、市中心部方向へ向かって延びるレッドライン(1号線)。そしてその途中で交差し市の南部から北部へ行き、途中で曲がって鉄道駅のエグモア駅やチェンナイ・セントラル駅へと向かうグリーンライン(2号線)です。建設は以前から進められていましたが、何度も工期が遅れ、まだ全線開通には至っておりません。せめてエグモア駅まで延びていれば、空港から街中に出るのは便利になるのですが。。2018年3月の時点では、そのひとつ手前のネルーパークNehru Park駅まで運行していました。(その2に続く)