モルディブで体験ダイビングに参加

もう15年以上も前に、筆者が実際に体験したモルディブでの体験ダイビングでの話です。現在の状態がわからないので、あえて島の名前は書きません。モルディブは1島1リゾートが基本なので、ホテルやレストラン、アクティビティなどがひとつの組織が運営しており、その島はさほど高級なところではありませんでしたが、清潔な宿、感じのいいスタッフ、そしておいしいレストランがそろった、評判のいいリゾートでした。夫婦でその島に5日間ほど滞在、美しい海でシュノーケリングなどして楽しみました。たまたま日本人のスタッフがいるというので、体験ダイビングに申込みました。

体験ダイビングで何より大切なのは、インストラクターの質 体験ダイビングで何より大切なのは、インストラクターの質

インストラクターの大事なポイントは?

てきぱきした感じの女性インストラクターは、一緒になったヨーロッパからの参加者のために英語で説明を始めました。時折日本語で補足的に説明をしてくれますが、「英語の説明くらいわかるでしょ、」といった感じでどんどん説明を進めてしまいます。でも、まあ実際にやってみればなんとかなるだろう、と軽い気持ちでいたのが間違いでした。素潜りが子供のころから得意な筆者は特に緊張することはありませんでしたが、シュノーケリングがやっとで、泳ぎも得意でない妻は、最初からかなり緊張していたようです。

「それはないだろう」というインストラクション

体験ダイビングといっても、インストラクターなら、参加者の技量や経験をある程度見て指導をしてくれるものと考えていましたが、浅瀬でレギュレーターの簡単な取扱いの方法を説明しただけで、いきなりリーフの外に連れていかれました。筆者は素潜りで7〜8メートルの深さに潜ることも、耳抜きもできるので、初めてのレギュレーターを付けての潜水はさほど難しくありませんでしたが、いきなり深いところに連れていかれた妻は、なかなか潜ることができません。するとインストラクターは何を思ったか、水中で下からから妻をぐいぐい引っ張り、無理やり潜らせようとするではないですか!

トラウマになってしまった、悲しい体験

なかなか潜れずにいたところ、急に水中で引っ張られて、妻はパニック状態に。結局、まともに潜ることもなく、途中でギブアップして浅瀬に戻ってしまいました。素人が初めてダイビングに挑戦しようとしているのに、恐怖心を起こさせるなんて、とてもまともなインストラクターとは思えません。もしかすると潜れない人は無理やり潜らせるのが正しい指導法なのかも(?)しれませんが……。どんなアクティビティに参加するにせよ、こちらはインストラクターの「教える技量」を計ることはできません。下手なインストラクターに当たってしまうことは、交通事故と同じで不運と考えるしかないのでしょう。これがトラウマになったのか、妻はそれ以来海に行っても、海に入ることはありません。