ミクロネシアにあるパラオって?

多少、ドキドキしても、どうせなら世界でここでしか見られない絶景を見てみたい。そんなあなたにおすすめの場所が、太平洋に浮かぶミクロネシアの島々のパラオにあります。ダイバー以外にはあまりポピュラーではないかもしれないディティネーションですが、実はパラオは豊かな自然が残る場所。そして戦前は日本が委任統治していたという歴史もあり、親日家も多い国なのです。

ここはまるで別世界? 無数のクラゲが浮遊する中で泳げるジェリーフィッシュ・レイク ここはまるで別世界? 無数のクラゲが浮遊する中で泳げるジェリーフィッシュ・レイク

どうして湖に大量のクラゲが棲んでいるのか

さて、パラオの中でも200、300の無人島からなるロックアイランドは、世界遺産にも登録されている美しい自然が残る観光スポットです。サンゴ礁が隆起してできた島々は、それぞれ異なった顔をしていますが、その中でも人気なのが、ジェリーフィッシュ・レイクです。ロックアイランドのひとつのマラカル島にあるこの湖は、「クラゲの湖」という名のように、数百万ともいわれるクラゲが棲息しているのです。氷河期が終わり、海面が下がるとラグーンはで外海と隔絶され湖になり、ここに棲むクラゲたちは独自に進化しました。1万2000年の間にクラゲの毒素は弱まり、人が一緒に泳いでもほとんど問題ないぐらいになりました。

視界いっぱいのクラゲ

湖の水深は30m。下層の15mは無酸素層で、安全のためスキューバダイビングは禁止されており、できるのはシュノーケリングだけです。クラゲの種類は2種類。タコクラゲの仲間のゴールデンジェリーフィッシュと、ミズクラゲの仲間のムーンジェリーフィッシュです。2種とも毒はほとんどありません。視界一面に広がり、浮遊している無数のクラゲの姿は幻想的で、「粉雪が舞うよう」とも形容されます。それはまるでここが地球とは思えない光景です。

女性は美肌ツアーと組み合わせも

ジェリーフィッシュ・レイクへは、通常はツアーで行きます。ツアー代金のほかに、別途許可証の料金がかかるので、ご注意ください。ツアーはたいていはいくつかのポイントと組み合わせた1日ツアーです。なかでも女性に人気なのが、泥パックで有名な「ミルキーウェイ」との組合わせ。これは海底に沈殿した乳白色の石灰質の泥が、美肌に良いと言われ、ここへ来るとみんな身体に塗りたくるのです。この泥は日本でも市販されていますが、現地では持ち出し禁止なので注意を。さあ、クラゲの湖と乳白色の入り江に行ってみましょう。